現在中国雑貨店長の運営ブログ

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現在チャイナ服のオーダーメイドの事業はしておりません。

コロナ禍もあり2021年5月頃オーダーメイドを停止し、2018年頃から副業でしていた貿易業を本業へ転換。コロナ禍も終わり最近は余暇として月最大4着ぐらい限定で、オーダーメイドを受け付けております。

イスラエルとアメリカがイランを攻撃

 全く関係ない話ですが、ここ10日間ぐらい毎日このニュースが報道されています。
 
 イスラエルがイランを先制攻撃することは、理屈的に間違っていると思います。
 
 大雑把に説明すると、現在イランが核兵器開発を進めており完成がまじかに迫っているためだそうです。それでアメリカも地下貫通爆弾を投下したと報道されていました。イスラエルもアメリカも、イランとは国境を接していないのですが。
 
 約20年前、アメリカがイラクのフセイン政権を攻撃し、その後、イラクは以前より数倍悪化してしまったのを思い出してしまいます。攻撃理由は「フセインは大量破壊兵器を隠し持っている」と言っていたのですが、イラクを占領し探し回ってもどこにもなかったのです。ところがその話はなかったことになってしまいました。
 
 核開発の理屈でいうと「イスラエルも核を持っているではないか?」という矛盾が生じるために自国の核を捨ててからそういうことをしなければ理屈が通りません。自分は開発していいけど、他国はダメというのは分かりません。
 
 ユダヤ人大量虐殺の歴史があるのは分かりますが、細かい事情をいったら各国それぞれ似たような事情があるのでキリがありません。北朝鮮も中国、ロシア、日本、モンゴルに植民地化された歴史があり、何度か虐殺もされたでしょう。
 
 

核に関する、他の話題

 昔中国に留学に来ていた時(2000年頃)、友人の中国人と会話していて「日本は核兵器は持っていない」と私が言ったことがありました。
 すると友人は「でも日本は3か月ぐらい(何か月と言ったか忘れましたが)で開発できるので、そういっても意味がない」と言われました。中国のインテリの中にはそういう風に考えている人もいるみたいです。
 
 10年ぐらい前、あのホリエモンも「実は日本は一瞬で核兵器が作れてしまう。だから日本が核兵器がないというという話は何の意味もない(確か何百発も作れると言っていた)。日本が核兵器を作らないと信じている日本人は馬鹿だ」とユーチューブかテレビかで言っていました。
 
 実際作るかどうかはともかく世界のインテリはこのように思っているみたいです。日本より100年ぐらい遅れた北朝鮮が作るぐらいなので、作る気になれば作れるのは分かりますが。
 ただ日本人は核兵器に対する拒否反応があるので、実際は作れないと思います。
 

イラン人

 特に45歳以上の日本人にとって、イラン人と聞くと1990年頃の出稼ぎ労働者というイメージだと思います。特に、上野や秋葉原とかで偽造テレホンカードを配っていました。現在インド人やアフリカ人の労働者が多いですが、当時はイラン人、パキスタン人、バングラディッシュ人でした。
 
 私にイラン人は頭がいいというイメージを持っています。
 
 イラン人と聞いてもイメージが沸かないと思いますが、外見はイタリア人ど変わりません。日本人と北部ベトナム人の区別がつかないみたいな感じです。(日本人の方が色白が多い。でもそれは寒い地域が多いせい)
 
 古代にはペルシャ帝国という大きな版図を持っており、それも関係あるのかどうか分かりませんが、現在の中国の新疆には、唐の時代までイラン人が住んでいました。だから新疆の人はモンゴロイドの顔をしていないのです。
 カナートという、砂漠地帯でも生活する技術は、イラン人が広めたものです。新疆にイラン人が住んでいたのはその結果でしょう。
 
 また中世の頃は頭が悪い民族が多く(文字がなく、数学もできない)、大きな国を運営しようと思うと、無理だったのです。
それで大きな国の運営にはイラン系の人がよく使われました。唐の時代に反乱を起こした安禄山はイラン人です。
 
 自分の記憶では、唐の安禄山がイラン系民族と協力し大反乱を起こしたため、新疆でイラン人が迫害され始めました。軍隊を送り討伐したのです。その後新疆に住んだのが突厥です。イラン人がいなくなった後は治安が悪くなり荒れ果ててしまったと聞いた気がします。突厥は長い年月をかけてトルコまでたどり着いて定住しました。新疆語とトルコ語は、似ていて聞けばなんとなく分かるそうです。
 
 イランは、イラン革命により保守的な国になってしまいましたが、トルコみたいな資本主義的な国だったら、すごい発展していたと思います。韓国ぐらいにはなったでしょうか。
 

チャイナドレスの製作の件
 

 これに関してどうなっているのか?という件を書きたいと思います。

 

 基本的にはしていないのですが、過去20年間ぐらいやっていたために、以前販売していた飲食業やその他の職業(例えば音楽家)の方などから、年に数回頼まれることがあります。


  もし他に作る人がいるなら断るのですが、現状日本に作れる人がいないので、たまに受けたりすることがあります。例えば夏頃少し手が空くから夏なら作りますとか、回答するのですが。

   
 日本でチャイナドレスを作るとすると3日間かかります。今アルバイトでも1日1万円もらえるのでクレームの恐れがあるチャイナドレスを作っても意味がないのです。

 

 辞めた理由は、コロナ禍とかいろいろあるのですが(もともと2015年頃に辞める計画をしていた)

  1. 第一に、下のシルクの生地が約1年半前から工場で製造が終わってしまい新しい生地が生産されていません。それが2023年とは知らなかったのですがいづれ生産終了とは以前から知っていました。
  2. 第二の理由として、職人の高齢化が進み、中国全体で見ても縫製業界で一番若い人が45歳ぐらいになっています。(もちろん例外として若い人が働いている職場は稀にありますが)
  3. 第三の理由は、日本円の価値が25年前と比べ3分の1になっていることです。約2.5倍ぐらい値上げしないと(25年前比で)つり合いが取れないことです。

 

 それではたまに作る理由は何かと言えば(それでも夏休み、冬休みとかの1,2回ですが)

  1. 家に生地の在庫がある。いくら分か分かりませんが150万円分ぐらい。(その生地は生産停止されていて、近々全部なくなる)
  2. 以前のお客様に依頼される。
  3. サイトは見えない状態なのですが、なぜか問い合わせを受けたりする。
 実は、東京都中野の中華料理屋さんともう17年ぐらいお付き合いがあり約1年前に制服の製作を頼まれていました。ずっと今はできないと言っていたのですが、作れる見込みがたったので、ついでに少しだけサイトを復活しようと思いました。それも物価高により17年前の1.7倍ぐらいの値段になり、こちらもそれほど乗り気ではないのですが。

 またそのついでにこの1年間に依頼されていたお客様のも少し作ろうと思い、一時的にサイトを閲覧可能状態にして、しばらくしたら閉鎖しようと思っています。
 
 ちなみに、中国では若い人は漢服を着る人が多いです。チャイナ服は、多くは中年以上の人が着ています。日本の着物みたいなことになっています。

 

 

 

 

 

 

 

中国でのお葬式と仏教

 最近知ったことなのですが、中国では人が亡くなると政府からお金がもらえるそうです。現在は1人8万元(160万円ぐらい)もらえると聞きました。10年前は2万元(40万円)だったのですが、物価の高騰により額が増えたそうです。(市により額が異なると思います)

 

 中国で人が亡くなった際にかかる費用としては葬儀が2万元ぐらい、その他食事等の用意でたぶん2万元ぐらい。合計4万元ぐらい(約80万円)。

 ちなみに去年日本で父が亡くなりましたが、葬式でかかった合計額は230万円ぐらいだったと思います。うちお寺へのお布施が60万円でした。

 

 中国ではお墓は自分で買うのですが、うちの市だと大体5万元(約100万円)、上海だとその2倍か3倍します。
 日本のお墓は中に大人数の遺骨が入っている場合が多いのですが(つまり一度買えば石が壊れるまで買う必要がない)、中国の場合、お墓の単位は夫婦で、夫婦毎に買わなければなりません。

 

 中国のお葬式には何度か行ったことがありますが、儒教式でやっているみたいです。儒教と仏教が入り混じってしまいよく分からないことになっています。

 

 以前よくあったのは、1日中、カセットテープのお経を流していました。今はネットから拾ったお経の音源だと思いますが。お坊さんが来てお経を読むとかはないです。葬儀屋が来て簡単な儀式的なものはやっているようです。

仏教の伝来

 仏教はインド北部で始まったのですが、西暦380年‐400年頃、インド人の父(現新疆、亀茲国の女性を母)を持つ鳩摩羅什により経典が漢字に翻訳され中国に伝えられました。

 

 ただ伝わる過程で中国の風習と混ざってしまい釈迦の教えをだいぶ変えて日本へ伝来したため、本来のものと違うものになっています。仏教と先祖はあまり関係がない概念だと思います。日本の仏教界から怒られるのであまり触れませんが。ちなみにその仏教は共産党支配により衰退してしまい(特に文革で禁止された)、現在中国の仏教界はむしろ日本を総本山としているような感じです。

 

 下は鳩摩羅什が何年(何十年?)も住んでいたキジル石窟です。うる覚えですが、鳩摩羅什は王族の後継争いに巻き込まれてここに逃げてきたと聞いた気がします。

 

 昔はこのような洞窟の壁に絵を描いて拝んでいたみたいです。実は私も2004年頃、この石窟に行ったことがあります。一般公開されたのが2002年頃で、客は私しかいませんでした。参観料金は1人1万円ぐらいでしたが。クシャの郊外は今まで行った様々な観光地の中でも上位にランクインしています。西遊記の風景みたいなところです。グランドキャニオンに似ていると言った方が分かりやすいかもしれません。