[国立公園鉄道の探索]
十勝岳望岳台
(大雪山国立公園)
旭川空港から美瑛町経由で十勝岳を一望できる「望岳台」に向かいます。
「大雪山国立公園」が近づいてきました。
標高約930mのところに設定された大雪山国立公園の代表的な展望台の一つ、「十勝岳望岳台」に到着しました。
「十勝岳望岳台」の周りには、探索路もありますが、「そこを歩くのは大変だ」という人も利用できる展望台が
駐車場近くの建物の屋上に開設されています。
十勝岳望岳台からは、十勝岳だけではなく、大雪ー十勝火山列の南西端に位置する標高2000m級の山々も見渡せます。
大雪山国立公園の「望岳台園地」として設定されたこの区域には探索路が整備されています。
これからその探索路からの風景を眺めてみたいと思います。
正面に見える十勝岳火山群は、活発な火山活動が続いています。
近代国家成立以降だけでも、数次にわたる噴火がありました。
このうち1926(大正15)年5月24日に起きた水蒸気爆発は、中央火口丘を崩壊させ大規模な岩屑なだれを発生させました。
爆発時は融雪時期にあたっていたため、岩屑なだれは残雪を溶かして泥流となり、美瑛川と富良野川に分かれて流下して、大きな被害を引き起こしました。
向って左手には、樹林帯の背後に美瑛岳からオプタテシケ山に至る2000mクラスの高峰が聳えています。
大雪山系も遠望できました。