[ 国立公園鉄道の探索 ]
東京の台地と低地を繋ぐ駅
京浜東北線(大宮~横浜間59.1km)は、東京都内・上野~鶯谷~日暮里~西日暮里~田端~上中里~王子~東十条間で、台地と低地の際を南北方向に走り抜けていきます。
殊に、日暮里駅付近ではその落差が見事です。またここではたくさんの電車を見ることが出来、鉄道展望場所も用意されています。
一番台地に近いところに京浜東北線の大宮方面に向かう電車が走っています。
その手前は、山手線、そして新幹線の線路を挟んで低地側には宇都宮・高崎線の線路があります。
上野駅付近で地下に入った東北新幹線は、日暮里駅付近で地上に姿を現します。
東京~大宮間は東北、北陸、上越各新幹線の各列車が共通の線路を走ります。
宇都宮線、高崎線の線路の東側には常磐線の線路が敷かれています。
常磐線の特急「ひたち」が水戸方面に向かって進んでいきました。
今度は常磐線の快速電車が日暮里駅にむけて進入してきました。
日暮里駅東側の高架は京成線の電車がやってきます。
京成スカイライナーが成田空港に向かって発進しました。国内在来線最速の最高時速160km/hで走る高速電車です。
上野方面に向かうスカイライナーは下のホームに入ります。
太田道灌ゆかりの史跡がある日暮里には、駅前広場に道灌の銅像があります。
日暮里駅にはJR線、京成線以外に東京都交通局の日暮里・舎人ライナー(日暮里~見沼代親水公園間9.7km)が乗り入れており、この駅前広場に通じる道路上の高架上に駅があります。
日暮里駅の低地側から台地側へはエスカレーターで労せずに移動できます。
こちらは日暮里・舎人ライナーの日暮里駅の入口です。
案内軌条式鉄道と呼ばれるゴムタイヤで走行する鉄道です。
荒川沖積低地帯に開けた新しい市街地と台地の都市部を繋ぐ新交通システムです。
日暮里駅を、低地部から台地の方に移動します。
ビル街が開けた低地側に比べて、本行寺や谷中霊園など樹木が多いお寺や霊園のある台地側は閑静な雰囲気です。
台地と低地の境目にある日暮里駅は、東京特有の地勢を探訪するには相応しい駅かもしれません。