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川のある街(江國香織)

 

2024年2月28日

朝日新聞出版

 

229ページ

 

はかなく移りゆく濃密な生の営み。

人生の三つの〈時間〉を川の流れる三つの〈場所〉から描く、
生きとし生けるものを温かく包みこむ慈愛の物語。

  * * *

ひとが暮らすところには、いつも川が流れている。

両親の離婚によって母親の実家近くに暮らしはじめた望子。そのマンションの部屋からは郊外を流れる大きな川が見える。父親との面会、新しくできた友達。望子の目に映る景色と彼女の成長を活写した「川のある街」。

河口近くの市街地を根城とするカラスたち、結婚相手の家族に会うため北陸の地方都市にやってきた麻美、出産を控える三人の妊婦……。閑散とした街に住まうひとびとの地縁と鳥たちの生態を同じ地平で描く「川のある街 Ⅱ」。

四十年以上も前に運河の張りめぐらされたヨーロッパの街に移住した芙美子。認知症が進行するなか鮮やかに思い出されるのは、今は亡き愛する希子との生活だ。水の都を舞台に、薄れ、霞み、消えゆく記憶のありようをとらえた「川のある街 Ⅲ」。

〈場所〉と〈時間〉と〈生〉を描いた三編を収録。

 

 

令和6年2月23日

朝日新聞

 

 

 

 

 

令和6年3月14日

朝日新聞

 

↑これらの記事を読んで

久しぶりに江國香織さん作品を

読んでみたくなりました

 

あぁ・・そうだこんな感じだったな

と思い出せた気がします

 

静かに淡々と描かれている物語

それぞれの心も淡々と伝わってきます

 

認知症になって行く女性の心象風景委には

母が重なりました

 

江國香織さん作品読書記録

 

2012年

思いわずらうことなく愉しく生きよ

 

思いわずらうことなく愉しく生きよ の 

タイトルからは物語の内容の見当がつかなかったけど

なるほど 家訓のようなものだったのか・・・と知り

わたしも 思いわずらうことなく愉しく生きてみたい

と思いながら読みました。

三人姉妹の特に長女の夫婦の問題は深刻だし

次女も三女も 愉しいとばかりは言えない経験の数々。

三人のそれぞれに感情移入しながら読んでいるのに 

なんでこう深刻にならずに読めるのだろう。

それは 思いわずらうことなく愉しく生きられる 家風

で育った姉妹の   結びつきの強さから来るものだろうか。

 

 

追記  午前7時半

ゆゆさんがこの記事を読まないうちに 追記を書こうとしたのに

はやっ!もう コメントを入れてくれている(笑)

通勤途中かな?ありがと!

この本は カンタービレさんのブログを読んで 読みたいリストに入れて

古本屋さんで買っていた本です

カンタービレさんの記事は この本をお勧めしているわけじゃないのに

どうしてだか 買っていたのです

そして本棚に置きっぱなしになっていたのですが ゆゆさんのブログを読んで

あ・・この本 本棚にあるぞ 読もう!

と思ってすぐに手に取りました

同じ本でも人によって感想が違うというのは当然ですが

同じ人が違う時期に読んでも感想が違うということはありますね

今 読みかけの「バカの壁」に 人間は毎日変化するけど

情報はそこでとまっている というようなくだりがあり

わたしは ブログの過去記事のことを 重ねました

そのとき そのときの まっすぐな素直な気持ちを書き残していますが

読み返すと 変化した自分に気づくことがあります

そういうことが おもしろいな・・・って 感じます

・・・・って これ「バカの壁」の 記事に書けばよい内容だったかな(笑)

 

 

 

2006年

東京タワー

 
 
2005年
きらきらひかる