訪問相談でじっくり観察するものの1つに「めあてカード」があります。大体は後方壁面に掲示されていますね
このめあてカードに書かれている言葉で、お子さんの状態や心の内が分かることもあると思っています。
例えば、
1学期のめあてカード
生活面
「人に迷惑をかけないようにする」
「言われなくても片付ける」
「毎日学校に行く」
学習面
「出来るまで何度でも練習する」
「集中時間を長くしたい」
「漢字が書ける様になりたい」
文面を見ながらそのお子さんの様子を観察すると
「やる気がない」
「意欲が低い」
「頭が悪い」
このパワーワードについてはこちら↓
なんてのは、周囲の勝手な見方だなと思い知ります
人に迷惑をかけない様にしたい。。。のに、迷惑をかけちゃう自分
どんなに辛いだろう
漢字を書ける様になりたい。。。のに、いつまで経っても苦手な自分
どんなに失敗を重ねてきたんだろう
そんな風に想像すると涙が出るのです
先生方には、書かせっぱなしにしないで欲しいと言うのが教員時代からの願い
この子は頑張りたい気持ちがあったのに、できなかったのはなぜ?
どんな助けが必要だったのか?
適時適切に提示できるだけの引き出しを豊かにしたいと願い続けています
ぜひ、「めあてカード」を学期末の今、成績を付ける今、もう一度目を通してみてください。
教師として心理職として親として、まだできることがあったんじゃないか。。。
プロは学び続けることが必須。
子供の思いや願いを知ること、自分の力量を直視することは痛みを伴います。その痛みを学び続けるための燃料にしたいと私は思います。
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