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京都巡りナビゲーターよしだかずみです。
中学校教諭 足掛け20年以上(英語担当)
退職後、国内外のお客様に向けて、
京都のわびさびを感じていただける京都巡りをご提案しています。
現在は京都巡りのご提案は控えめに活動していることもあり、
リクエストにお応えして、元中学校教諭の経験を生かした生かしたセミナーを企画しました。
募集開始│元中学校教諭×コーチング講師による「受験対策サポートセミナー」開催します
こちらのブログでは受験生のサポートのヒントをお伝えしますね。
さてさて…いよいよ夏休み。
個人懇談はどうでしたかー?
先日、懇談を終えた受験生ママたちがボヤいてました。
「担任何にも言ってくれへん。成績も出ーへんし、これでどうやって志望校決めたらいいねんな。」
「ほんまに、『ここなら合格できる』くらい言ってくれなわからんやん」
コロナの影響で、京都市は今年は原則1学期の評定を出さないようです。
(学校によっては観点別評価だけ出すところがあったり、全く何も出さなかったりの違いはあるようですが。)
成績(評定)がわからないのは今年の特例。
ただ、夏の時期の個人懇談で、
中学校側から高校のレベルを提示することはほぼないと思います。
⭐️今の時期は本人が行きたいと思える学校を決める。
それに向けて力をつける時期です。
中学校側から「あなたはここなら合格できます」というのは簡単なことですが、
各高校が特色を出している今の時代、
それぞれ受験生に合う合わないということが大いにあり得ます。
また、以前と比べ高校中退率が上がってきているのも事実です。
なので、塾の先生や親から言われた学校に、
「とりあえず合格できそうやから受けた」というような感じでの受験はおすすめしません。
とは言え、
個人懇談で十分な情報を得ることもできず…
まだ本人はスイッチも入らず…
お母さん(お父さんも?)の焦りは募るばかりですよね。
まずは志望校を絞ることが何よりも大事。
そうすることで受験生のスイッチも入りやすくなります。
そこで、ぜひ志望校を決める前に、
志望校選択に向けてのアドバイスです。
親が我が子にできるサポート⑤
志望校選択に向けて
高校合格がゴールではありません。
高校卒業後の進路、将来の目標も見据えて高校選びをしましょう。
お子さんは高校卒業後どんな進路を考えてますか?
中学3年生の段階で将来の目標が決まっているとは限りませんが、
高校がゴールではないことには間違いありません。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20200729/12/kokoronihanasaku-blog/d7/68/j/o1080071814795968323.jpg?caw=800)
この冊子には、卒業後の進路の生徒数の内訳が記載されています。
(私立は明記されていない学校もありますがHPには載っています)
入学するときのレベルは入念に確認するけど、
卒業後の行き先を考えずに高校を決めてしまっているパターンって結構あります。
その高校に進んだ場合、
その先の進路はどうなるのか、
大学受験対策はどこまでやってくれるのか、
どのコースが自分の大学(就職)に合っているか…
そんなことを確認していくと、
少しずつ志望校が絞られてきます。
各校で開催される個別相談会などでは、
質問すればほとんどのことに対して具体的に答えてくれます。
冊子やHPでわからないことや、もっと詳しく知りたいことは遠慮せず質問してみてください。
(うちの主人なんて、「うちの息子はレギュラーになれますか?」って聞きました。
部活動体験で見てもらった上での感触を聞いたのですが…高校の先生は丁寧な返答をしてくださいました。)
高校選びのもう一つのポイントは経済的な問題でしょう。
「うちは公立しか無理です」
と言われるご家庭も多いです。
京都には私立高校約40校、公立高校約40校あります。
「公立しか無理」と言われた段階で、
選択肢が半減してしまいます。
「公立しか無理」と言われている生徒が、
卑屈になったり、プレッシャーで潰されそうになったり…
という場面もよく見かけてきました。
中学3年生なので、ご家庭の経済状況を知ることも大切な学習だと思っています。
なので、本当に経済的に厳しいなら、それを伝えることも必要でしょう。
ただ、その言葉は本当に本当に無理かどうか調べてからにしてください。
成績によって、あるいは所得によって、いろいろな助成制度があります。
先ほどの冊子の私立版には、「各種助成制度」が記載されています。
所得によれば、公立並みの学費で私立に行ける制度もあります。
また、成績によって減免される学校独自の制度もあります。
該当するかどうかはご家庭によって異なるので、一度確認してみてください。
それとあわせて、高校に支払う費用だけを考えるのではなく、
高校の次の進路(大学など)に進むためのや受験料なども考えておくと良いかと思います。
「公立へ行っても私立へ行っても結局教育費は変わらなかった…」ていうのはよくある話。
(金額等を明記するのは抵抗があるので詳しくはセミナーで…)
何よりも大切なのは、私立、公立に限らず、
個人個人の将来の目標、勉強スタイル、高校で頑張りたいこと…
にあった高校を選ぶことです。
そのために…
①将来の目標を見据えた進路選択をすることを再確認する
②HPやオープンスクールで各校の特色を知る
③助成制度などについて調べる
ちなみに、
我が家の場合でも、
息子(高2)と娘(中1)は将来の目標も違うし、
勉強のスタイルも違うし、
高校で頑張りたいことも違うし…
なので、勧める進路は全く異なってきます。
息子が通っている高校は息子にとってはいい学校だと思いますが、
娘には合ってないし、娘には何のメリットもない学校だと思っています。
それぞれに合う合わないってありますよね。
教師時代、オープンスクールに行った生徒には毎回感想を聞きました。
大人が思っているよりも、自分に合ってるかどうかフィーリングで感じることができるようです。
時々「本人は塾で忙しかったので、母だけ行きました」何てことも聞きますが、
私は受験生本人が行って、肌で感じることが大切だと考えています。
志望校が絞れないまま悶々と塾で勉強しているよりも、
高校へ足を運んで、生き生きとした先輩を見たり、
受験を考えているライバル(?)たちの様子を見たりした方が、
俄然やる気も出るはずです。
受験生本人が肌で感じたフィーリングは結構確かなものだと思います。
そして、お父さん、お母さんが違った視点で観察したことも参考になります。
なので、本人も親御さんも一緒に行けたら一番良いです。
ぜひ、この夏休みできるだけたくさんの学校に、
親子揃って出向いてみてください。
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