■ 種を蒔くということ ■ | 心に明かりを

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ー 暦は人生の道しるべ ー

私が気学を学び始めて、それなりの年数が経ちました。

 

そのお陰で、日常生活でいろんなことを見聞きするたびに

「気学的な視点だと、こう考えるよなー」

と、自然と思うようになってきました。

自分としては、それがごくごく当たり前の感覚というか。

 

なのでね。

鑑ちゃうんですよ。気になるとすぐに。

これはもう職業病というか、何というか。

 

で、先日のマモさんのコンサートに参加して色々感じたことがあったので、

ちょっと気学的に運勢について深堀りしてみようかなと思いますニコニコ

 

 

運勢ですが、大きく二つに分けられます。

生年月日に関係なく、世の中全員に影響する「全体の運勢」と

生年月日から出した『本命星』から見る「個人の運勢」となります。

 

「全体の運勢」についてはこちらでお話ししているので、ご参照ください。

今回は「個人の運勢」を見てみようと思います。

 

その前に、大事なことをお伝えしておきますね。

運勢には大きさがあって、「全体の運勢」の方が影響力が大きいです。

全体の運勢の中でも大小があるのですが、ややこしくなるのでそこは一旦おいといて

「個人の運勢より全体の運勢の方が影響力が大きい」

ということをしっかり押さえておいていただければOKですウインク

(「全体の運勢」にちゃんと乗っていれば、自然と「個人の運勢」にも乗れます)

 

 

さてさて、では本題に参りましょう。

マモさんですが、生年月日から出した本命星は

『八白土星』(はっぱくどせい)となります。

 

気学では人生を九年で1サイクルと見るのですが、

2024年の八白土星は、九年1サイクルの1年目です。

2023年で前回サイクルを終え、2024年から新たなステージが始まるという感じですね。

 

で、この1年目のテーマは『苦悩と困難』。

業界用語で『陥入』(かんにゅう)と呼ばれる一年になります。

気学では人生を四季(春夏秋冬)に例えるのですが、

陥入というのは『冬の時期』をあらわします。

 

陥入の特徴は『不安定感が出る』ということです。

不安定感が出るのは「経済的」「肉体的」「精神的」の三点です。

このどれかから不安定感が始まり、最終的には全部やってきます。

 

例えば、こんな感じですね。

・仕事がめちゃくちゃ忙しくなって経済的には潤ったけど、

 体を壊して、メンタルもやられてしまった

・メンタルの不調から体も不調になり、仕事ができなくなって経済的に苦しくなった

 

これだけ聞くと、

「陥入って、悪いことが起きるの? めっちゃ怖い!!」

と思うかもしれません。

が、決してそうではないのです。

 

陥入とは人生の冬。

冬の時期にしっかり養分を蓄え、種を蒔くことによって

春にその芽が出て、夏に成長し、秋に実りを収穫することができるのです。

つまり、この冬の時期にやるべきことをやっておかないと

その先の季節で花も咲かないし、実も成らないということなのです。

 

では、この陥入の時期に何をしないといけないのか?

それは『苦の自覚』と『決意』です。

 

先に述べた通り、陥入の年とは

前年までのステージよりランクが上がっています。

小学校から中学校に上がった、とイメージしていただければわかりやすいかと思います。

小学校と中学校では、勉強のやり方がまったく違いますよね?

担任制から教科制に変わったり。

 

つまり、ステージが上がったがゆえに

『これまでのやり方が全く通用しなくなる』のです。

なので、これを自覚し『これまでのやり方』を捨てる必要があります。

でも、新しいやり方の答えなんて、わからないですよね?

 

実は、現時点で答えなんて無いんですよ。

だから、自分で答えを作るのです。

自分で考えて考えて、考え抜いた答えが正解です。

誰かに言われて決めた答えは不正解です。

この答えのことを『決意』と呼びます。

 

つまり、陥入の年にすべきことは『決意』という種を蒔くことなんですよね。

この種で九年間が回っていくというわけです。

 

なので、この陥入の年がめちゃくちゃ重要になってくるわけです。

種を蒔かなきゃ、何も始まりませんから。

 

で、ですね。

八白土星、これからの九年間はこれまでと全くレベルが違います。

ものすごーーーいステージに行きます。

立秋以降にそのステージに行きます。

(ただし、これは2023年までにやるべきことをやれている人に限りますが)

 

で、その始まりの合図が『能力不足の自覚』なんですよ。

「このままでいいいのか?」と漠然とした不安を覚えることが、超重要です。

立秋からレベチの世界へ行くために、今のうちに知識や技術を習得したり、

しっかりと体力を温存しておく必要があります。

秋からアクセル全開でいかないといけませんからね。

 

 

さて、ここまでが前知識です。長かった(笑)

 

マモさんですが、今回の「AUTHENTICA」コンサートに

『これでもかっ』というくらい心血を注いでいたように見受けられました。

 

フルオーケストラを背負ってボーカルを務めるというのはやはり大変なことのようで、

マモさん自身、

「今の年齢になってからでないと(色んな経験を積んでからでないと)

 やれなかったように思う。若いころだったら、無理だったかも」

とおっしゃってましたからね。

 

また、コンサートのタイトルとなった「AUTHENTICA」ですが

「本物の」という意味の「authentic」から着想を得たそうです。

 

『本物の音楽を届けたい』という想いとともに、

マモさんも自分自身と向き合って、向き合って、向き合い続けた。

それは、コンサート内のマモさんのMCや

歌われた楽曲からもひしひしと伝わってきました。

 

コンサートの最後の曲として歌った「Discovery」。

その前のMCで、マモさんはこんなことをおっしゃってました。

 

「僕のデビュー曲です。

 これから僕がどんなものを見つけていくのか、その期待をこめて」

 

きっとマモさんは、この「AUTHENTICA」というコンサートを通して

『決意』という種を蒔いたんだろうなと思いました。

次の九年に花咲かせるための、大事な大事な種を。

 

この『決意』を絞り出すために、マモさんがいったいどれだけ苦悩したのか。

2024年は「全体の運勢」が『壁をブチ破らないといけない年』なので、

それプラス陥入で、相当ハードだったろうと思います。

 

 

種を蒔いたマモさんは、もう次を見据えて動き出しています。

7月の新曲発売、12月から開催されるツアーなどなど。

レベチの世界が始まるという立秋以降で開催されるライブツアー、期待が高まりますね……!

 

ただ、陥入の年はどうしても体調に出やすいので、

しっかり体力を温存して、エネルギー満タンの状態で

ライブツアーを迎えていただければいいなと思っています。

どうか、チケットが取れますように!!

 

 

いかがでしたでしょうか?

今回深堀りしてみて、

「やっぱマモさん、運勢の流れにちゃんと乗ってるよなー!」と思いました。

 

そして、陥入は決して怖いものではない。

その先の九年間を左右する大事な大事な時期だ、

ということが伝わっていればいいなと思いますニコニコ