■ すべては繋がっている ■ | 心に明かりを

心に明かりを

ー 暦は人生の道しるべ ー

先日、こちらを観劇してきました。

 

さてさて、どこから話しましょうか。。。

百聞は一見に如かずということで、まずはこちらをご覧ください。

 

 

この短いVTRからでも伝わると思いますが。。。

 

もうね、脱帽。

舞台装置も演出も演者も音楽もライティングも、何もかも凄すぎて。

度肝を抜かれるとは、まさにこのことでした。

「あの漫画の世界観を、どう舞台上であらわすのか?」

そんな疑問を見事にぶっ飛ばす、アイデアに次ぐアイデアの演出でした。

もう、「すげー!」って内心何回叫んだことかびっくり

 

こちらの舞台、幕間休憩含め3時間30分あったんですが

それを全く「長い」と感じさせない、怒涛の展開の連続でした。

1幕が終わり休憩に入ったときの会場のざわめきが、とても印象的でした。

 

観劇後に大千穐楽前日、大千穐楽のライブ配信があると知り

速攻でチケットをゲットして、大千穐楽も観劇させていただきました。

配信では舞台装置をより間近で観ることができ、

よりいっそうその凄さを実感した次第でした。

 

 

しかし、こちらのミュージカル。

ご存知の方も多いかと思いますが、波乱万丈の幕開けでした。

Wikipediaから引用させていただきますね。

 

2024年2月より、東京・帝国劇場(2024年2月6日 - 28日)を皮切りに、北海道・札幌文化芸術劇場(3月26日 - 30日)、兵庫県・兵庫県立芸術文化センター(4月9日 - 14日)にて上演される予定であったが、開幕2日前となる2月4日、2月6日 - 8日の公演を中止することが発表された。公式サイト上では「ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』につきましては、開幕準備に想定以上の時間を要すこととなり、万全の状態で公演をお届けすることが難しいため、やむを得ず2月6日~8日の公演を、中止とさせていただきます」と報告がされた。

2月6日、公式サイト上で改めて一連の経緯が説明された。中止となった背景として「その複雑な演出プランに対応するための確認作業が想定以上に必要となったことなどから、稽古の進行が予定より遅れておりました」との説明がなされ、謝罪と具体的な補償範囲を明らかにした。

2月8日、さらに10日・11日の3公演も中止することが発表された。

2月12日、初日が開演。

 

実際の舞台を見て、この意味をめちゃくちゃ実感しました。

要塞のような舞台装置は回転するし、開くし閉じるし。

操作する方も演じる方も、少しでも段取りを間違えたら

大事故に繋がるのは明白ですものね。

 

もちろん、中止になった公演に行く予定だった方にとっては残念すぎるし、

遠征の手配などをしていれば尚更です。

でも、この舞台をリハーサル不足で幕開けすることはできんわなぁ……

と、個人的にはすごく腹落ちしました。

 

 

少し、気学的な考えと照らし合わせてみましょう。

2024年は甲辰三碧木星(きのえ/たつ/さんぺきもくせい)の年です。

十干である甲は、植物の種が固い殻を破って芽を出す様をあらわします。

十二支である辰は、壁や妨害を跳ねのけて理想に向かって前進する様をあらわします。

九星である三碧木星は、爆発力をあらわします。

 

つまり、2024年は

『目の前に立ち塞がる高い壁をぶっ壊しながら前進していくしかない年』

ということなのです。

 

初日から数日間の公演中止が発表された2月4日は、立春。

気学的には一年の始まりの日になります。

まさに2024年の幕開けを物語るできごとのように感じました。

 

高い壁をぶち破るのは、

本当にとてつもない努力と挑戦が必要だっただろうと思います。

それをひしひしと感じたのが、4/14(日)大千穐楽公演のカーテンコールでした。

メインキャストの方が一人一人お話しになったのですが、

その言葉と、言外から感じられる想いというのが

画面越しでも痛いぐらい伝わってきて……。

カーテンコール観てあんなに号泣したの、初めてです。

ジョジョ役の有澤樟太郎さんの言葉は、もうほんとにだめでした。

涙腺直撃しすぎて。。。

 

三碧木星は「震える」「感動」という意味も持っています。

カンパニーが一丸となって支え合い、挑戦し前進し続けた結果

こんなにも心震わす感動を届けることができたんだなと思いました。

 

 

ちなみに、この記事のタイトル『すべては繋がっている』というのは

ジョジョの劇中に何度も出てきた言葉です。

 

私がこのジョジョのミュージカルを知ったのは、

実は「2/6に幕を開けられない」というニュースがきっかけだったんですよね。

それまでは全く知らなくて。

ニュースで知って「どれだけすごい演出なんやろ?」と興味を持ち、

上演スケジュール調べたら「諸々調整したら観に行けるじゃん!」となって

観劇に至ったというわけです。

そして、号泣することになったと笑い泣き

 

舞台の幕を開けられないことほど辛いことはないと思います。

しかし、それがなければ私はこの舞台に出会えなかった。

『すべては繋がっている』

この言葉の意味を深く深く噛みしめるとともに、

一介の物書きとして、自分も誰かに感動を伝えられるような物語を書きたいと

強く思わせてくれた舞台でもありました。

 

 

長々と書いてきましたが、何が言いたいかというと。

とにかく、配信公演観て!!!

ということですチュー飛び出すハート

 

5年の構想と、実に17回も書き直した脚本。

これを観ないのはもったいなさすぎる!

今日からなら、アーカイブで一週間ほど観れますので音譜

歴史の幕開けの目撃者に、ぜひなっていただければと思いますウインク