★心屋、帰りたくない実家に帰る | 心屋仁之助オフィシャルブログ「心が風に、なる」Powered by Ameba

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見えないけれど、やさしく包んでくれる。
風のように、水のように、普通の幸せに気づける、
そんなお話をお届けしようと思います。

 

 
 
さて、今日は
母親の顔を見に行きます。
 
 
数年前に親父が亡くなってから
実家には母親ひとりになって
 
と、思ってたら 
 
母親は
脳出血で倒れたり
ボケが始まったり、とかで 
 
 
僕の姉(姉がいた!)が 
 
ひとりで田舎に置いとけない!!!
車とか運転させられない!!!と叫ぶので
 
 
いまは施設に入っています。
(おそらく施設内では最年少) 
 
  
 
 
年に一度くらいは
施設に顔は出してたんですが
 
まあ
行っても景気の悪い話が多く
気が滅入るだけなので去年は行きませんでした。 
 
 
 
ま、今年は「ふと」思ったので
行くことにしたのですが
 
その旨を電話したら
 
 
「あんた、ちゃんとスーツ着て来なさいよ」と。
 
は?なんで?
(そゆこと言われるから行きたくなくなる
 
 
「初めてのところなんやからちゃんとせな!」
 
 
初めてのところ、て?なんだ?
 
「あんた、ここ、来たことないやんか」
 
 
。。。。。。何度も行ってますけど
 
 
「何言うてんの、いつ来たんな」
 
 
 
僕より物覚えが悪い 
 
いや、物忘れがひどい
ひどい親子だ(笑)
 
 
昔なら
「あー、ボケが進行してるのか」
 
 
なんて思って悲しくなったり怖くなるところが
笑えてくる
 
 
「あんた、いまどこにおるん」
 
京都じゃ。。
 
 
何回か同じ質問受けつつ
 
 
逆に
 
「で、いまどこにおるん」と聞くと
 
 
「いま、家に帰って来とる」
 
なんと!実家にひとりで戻ってた。
 
 
「掃除せなあかん」
「お墓きれいにせなあかん」
「ひとりでやってるんや、大変やわ」
 
 
でた。。。妖怪 かわいそう
 
 
 
どうやって実家まで帰ったん?
(いつもタクシーで帰るようお金を渡してる)
 
 
「途中までバスで行って、降りてから、タクシー待ってたんやけど全然来んかって、しゃーないから延々と歩いてたら、やっとタクシー来て乗ったんやわ」
 
 
「んで、歩いてたら、知り合いに会うてな、
 
‘どうしはったん?!えらい疲れてはるやん’  
 
 
て言われてしもうてわ。顔色がすごく悪かったそうや。
 
ほんで、色々家で用事してたら気分が悪うなってきて、何回も戻して(吐いて)、戻してしたわ、ほんましんどいわ」
 
 
。。。。タクシーで帰りて言うたやん 
 
 
 
「あんた何言うてんの、施設からやったら2万円ぐらいするんやで、もったいない!!」
 
 
。。。。そのためにお金渡しとるんやん
 
 
「そんなんでけへんわ、そんなんして施設にタクシーで乗り付けたりしたら、何言われるやわからん」
 
「そんな、タクシーにお金なんか使われへんわ」
 
 
。。。。そのせいで吐いたとか言われるほうがかなわんわ。
 
 
「あんたかて大変やのに、毎月おかねおくってくれて、申し訳のうて使われへんわ、ほんま、すまんなぁ」
 
 
。。。。。。。
 
 
妖怪、なかなか手強い、
 
このお金の話(価値観)を聞きながら 
ずっと行きてきたんだなぁ。。。
 
 
 
でも、ほんと
 
「自分の理由で苦労して」
「差し伸べた手は振り払う」
 
から、
どうしようもない。
 
 
 
はい、はい、はい。しか
最後は言うことなくなる。 
 
 
 
「ほんで、あんた、来てくれるんか、あんたが来てくれる日が来るとは思わんかったわ、有難いなあ、ほんま」
 
と泣き出す妖怪。
 
 
 
 
 
 
そんなのを奥さんは笑って見ながら
「じゃーあたし着物着て行こうかな(笑)」と(笑)
 
 
ありがてぇ。この明るさ。
 
 
 
 
おかげさまで
僕もいまは好きなことしながら
楽しく暮らさせていただいてますが
 
 
こんな本も書けるくらい
 
僕にとっての弱点は「肉親」です。
 
 
 
 
 
親父とはほとんど会話したことがなくて
そのまま亡くなり
 
母親は、会えば話せばこんな感じで 
 
学校の失敗を笑い話で語っても
それをネタに注意されたり心配されるから
何も言いたくなくなるし
 
二つうえの姉がいて、
ま、ふつーに幸せに暮らしてるのですが、
年に一度も会うこともないし、
母親の施設の振込のためにたまに連絡が来るくらい
 
 
 
そんな、バラバラ家族で
だから僕もいまだにひととの距離感はうまく掴めない。
  
 
そんなだから、あのひとたちには色々と冷やかされたり注意されたりもするので、武道館で独演会をやったときも声はかけなかった。 (え?呼ばないの?!と驚かれたが)
 
 
 
 
親戚のおじさんが僕の活動を知ってて、
母親と姉を2度ほど講演会に連れてきた。
やめてくれー、と思ったし言った。
 
アンケートに姉が「高すぎる」に○つけてた(おい
 
 
テレビ出てた頃も、姉は僕と母親の関係を見ながら「そんなあんたなんか認められへん」的なこと言われてた(お、姉への恨みがなかなか深いぞ)
 
  
 
ついでに言えば、
僕には2人の子ども(前妻どの間に)がいて、
ま、会ったとしても何にも話することもないので、
何年も会ってません。
 
 
別に仲が悪いと言うわけでもないのだけど、
話すこともないので気まずくて会えない。
 
 
もちろん、前の奥さんは
いまどうしてるのかは知らない。
 
 
 
 
 
だから、正直なところ
 
実家に帰って楽しそうなひとたちや
自分の親と一緒に旅行に行ったりするひと、
自分の子どもと友達のように楽しそうにしてるひと、
 
 
そんな「家族団らん」とか
 
 
洋画なんか見てても、
何より家族や血縁を大事にしてるのが分かる。
 
 
 
そう言うの見ると
あー、うらやましいな、と
 
 
そして
そう出来ない自分ってホントだめだなー
 
 
なんて思ってしまう。、
 
 
「家族」との距離感が
「家族」との時間が
うまくとれない。
 
 
 
僕の自責ポイント、ですね。
 
 
 
で、苦しかったのだけど
自分のこと責めることはなくなり
 
かつ、それで、
それぞれが自立していきました。
 
 
 
とはいえ、世間の
「こういうのが(家族)大切」
 
みたいな価値観を見せられると
まだまだ何かが疼きます。 
 
 
 
ま、おかげで いまは
 
奥さんとも、周りの人たちとも
仲良く恵まれてやれてるので
(友だちは極端に少ないけど)
 
これはこれで大層幸せで
これでいいんだ、そしてこれしか出来ないんだ。
 
 
 
それで、オッケー。
 
 
 
 
 
と、
今朝は珍しく
 
 
僕の一番触れたくないところに
風を当ててみました。
 
 
ふぅーーー。。。。
 
 
 
 
 
てことで
午後からそんなのも見つめに行きます。
(わざわざ) 
 
 
 
 
 

いつもエラそーになんか言ってる僕ですが
こんなもんですわヘ( ̄∇ ̄ ヘ)
 
 
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