■前者にならねばならないと思ってる後者の、ひとりコントと、前者モドキ | 心屋仁之助オフィシャルブログ「心が風に、なる」Powered by Ameba

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見えないけれど、やさしく包んでくれる。
風のように、水のように、普通の幸せに気づける、
そんなお話をお届けしようと思います。

前者後者の話、
一旦終わろうと思ったけど
これは、終われるものではないわ(笑)

■【永久保存版】大人になりたくてなれなかったひと、大人になりたくてなれてしまったひと


というのも
やっぱり、ここの話は
僕らがこれから進んでいくうえでの

「許す」という、
最大のキーワードに絡んでくるから。

まずはこちらから
お読みください。


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きょう仕事納めで、ケーキとりにいって、
夕飯の仕込みをし、子供お迎えにいって、帰宅したら…

急にストンと力が抜けて、唐揚げを揚げるのがいやになり、

でも、夫に「やって~」が言えなくて
子供たちの前で泣いてしまいました。



そしたら夫はそんな私にイライラして
「もういいよ俺やるから!ヽ(`Д´)ノ」

と怒鳴りつつ、夕飯を作ってくれました。


これまでは怒鳴り声に恐怖を感じて、
言い返してケンカになってたけど・・・

怒りつつもやってくれるのね~と心を鎮めて・・・
クリスマスなのに何やってんの私~

と、情けない気持ちで布団で横になっていました…。


私、クリスマスだし、母だし、
今年最後の大イベント頑張らなきゃて思ってたんです。

 料理も段取りも苦手なのに…

続き>>>>> また一人コントをしていたというわけです。



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ふたたび、心屋です。


前者は、船頭さんみたいなものです。
後者は、乗客みたいなもの。

前者は優しいので、
後者が「わたしが舟をこぐ」って言ったら
任せてくれるのです。

で「わたしが漕ぐ」と言ったのに
途中で投げ出すから怒るのです。

最初から「漕ぐ」と言わずに
ゆったりと乗ってくれてるといいのです。

前者は前者で
舟を漕ぐことは何の苦もないのです。


後者の意地は
ほんと困るんです(笑)


ところが

ホントは後者なのに
頑張って前者になった前者モドキは

船頭をしながら
後者にも漕げと言います。

ところが
後者が漕ぐと、
舟がおかしな方に行くから困るのです。

でも、サボられたり、ゆったりされるのが嫌いなので
「ちゃんと漕げ」と言いますが

後者は、ちゃんと漕いでるつもりです。
でも「違う、そうじゃない、なんでわからないんだ」と言われる。

どうしたらいいかわからず(そりゃそーだ
頭がフリーズします。

フリーズしたら、前者モドキにまた怒られて・・・

「絶望」します。


後者は、前者モドキから見ると役立たずでも
曲がりなりにも今まで生きてきた。

それなりに頑張って生きてきた。


でも、ここで絶望して
迷路にまた入ってしまうのです。


「いや、ホントに、ムリだって」


という勇気、ですね。


そして、その勇気は

「できない自分を許す・認める」
ということです。


後者が責められたのは

「できない自分を許していないから」です。

だから

その発する罪悪感が、

前者モドキの罪悪感を刺激するのです。


そう

「前者モドキ」も
「できない自分を許してない」のです。

だからこそ、がんばってきた。

頑張ったたぶんぐらいはできるようになった。
でも、基本能力は低いと思っている。

だからこそ
「自分が出来る部分で自信を持とうとする」

で、
「できない後者」にイライラする。

そ「勝手に」怒っているのです。



つまり、この

「怒る前者」と
「怒られる後者」には

「できない自分を許していない」という
「同じ罪悪感を持つ者同士」


という絶妙の
漫才コンビなのです。


そう
自分でボケて
自分でツッコむ



だから

後者が
「できない自分を許し、あきらめ、認める」をやれば

ペアである前者も
「できない自分を許し、あきらめ、認める」に変わるわけです。

鏡ですから。



逆に、前者が
「できない自分を許し、あきらめ、認める」をやれば

ペアである後者も
「できない自分を許し、あきらめ、認める」に変わるわけです。


この話を理解して
二人同時にやれば、もっといいですよね。



だから

前者モドキは、モドキですが
基本前者です。


「前者になり切れてない前者」です。


ホンモノの前者は
後者にイライラしないのです。


「できないところだけ後者」になってしまえばいいのです。
人に任せてしまえばいいのです。

もっと楽して
できることだけやってればいいのです。


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