被害者でないといけない。
ひどいことをされる
理不尽な扱いを受ける
そして、怒り
悪を倒し
正義を守る。
「みんなの」平和を守る。
そのためには
常にひどいことをされて
理不尽なことをされて
突然怒鳴られたり
がんばっているのに認めてもらえなかったり
ずるいひとが美味しい目をしたり
だまされたり
正直者がバカを見たり
弱いものが搾取されたり
マナーを守らないやつがいたり
厚かましいやつがいたり
そういう現実を見ると
一気にアドレナリンが出て
正義のヒーローに変身して、
強きをくじき、
弱きを助ける。
わたしがきたから
もう大丈夫だ。
これからも
「みんなの」平和を守るため
ほたしは、日々パトロールを欠かさない。
悪代官
悪い宇宙人
悪の軍団ショッカー
悪者
不届きもの
歌舞伎者
あつかましいおばはん
詐欺師
税金の無駄遣いをする政治家、公務員
サービスの悪い店員
いうことを聞かない子供
わかってくれない夫、先生、
やさしくないホームページ(笑)
にまで
守備範囲が広すぎて
ひとりでは戦えない・・・
もう、こんな世の中は絶望だ・・・
と、言っているもう一方で
必死に守ろうとした「みんな」は
何にも気にせずに
悪いとこがあっても
理不尽なことがあっても
「まー、そんなこともあるよね」って
楽しく生きてたりする。
正義の味方、
もうちょっと肩の力緩めていいよ。
もちろん
逆に正義の味方が「悪い」
って話じゃなくて
「そんなに、がんばらなくていいよ」
という話ですね。
「もう、そんなに悪を作らなくていいよ」
「もう、そんなに目くじら立てなくていいよ」
「もう、誰もあなたのこと、攻撃してないよ」
ということ。
世界は
もっとやさしいから。
あとは
あなたの「見え方」だけの話、
「大前提」の話、てことね。
■アメーバ大喜利
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