■人に迷惑かける生き方 | 心屋仁之助オフィシャルブログ「心が風に、なる」Powered by Ameba

心屋仁之助オフィシャルブログ「心が風に、なる」Powered by Ameba

見えないけれど、やさしく包んでくれる。
風のように、水のように、普通の幸せに気づける、
そんなお話をお届けしようと思います。

「人に迷惑かけないように生きなさい」

この考え方は
日本人のある意味特徴であり
素晴らしいところなのですが

副作用として
この考え方が、いま多くの
日本人を苦しめているのだと思うのです。


「人に嫌われないように、みんなと仲良くしなさい」

この考え方は
日本人の「和」の心として
素晴らしいところなのですが

副作用として
この考え方が、いま多くの
日本人を苦しめているのだと思うのです。


「滅私奉公」
「我慢が美徳」
「努力は裏切らない」
「がんばることが素晴らしい」

「ちゃんとする」
「もったいない」
「謙虚に、出しゃばらず」
「質素倹約」


これらも、日本人の心の基礎となる考えであり
海外からも称賛されるし、

おかげでこの国の治安は保たれている。
「ちゃんとした国」です。


でも、副作用として
これらの言葉の持つ意味を取り違えると

「自分を殺して生きる」

ことにつながってしまう。

だから「出る杭は打たれる」というような
「お前も、もっと自分を殺せ」という不幸にもなる。


---

僕もそんな典型的な考え方で
ずっと生きてきて、

それなりに、楽しく
それなりに、実は苦しかった。




そして、いまは

「どうせ、愛されている」
「どうせ、すばらしい」

「損しよう」
「人に迷惑かけよう」
「嫌われてもいい」
「ちゃんと、言おう」

「ま、いっか」
「ちゃんとしなくていい」

「好きなことをしよう」
「いやなことはやめよう」

「努力しないほうがうまくいく」
「被害者が加害者をつくる」


という言葉に象徴されるような

ひとを「自由」に「自分らしく」生きられるような


そんな考え方を広めようとしています。






そしたら、
古来の考え方の方から
怒られたり嫌われたりするわけですが、


同じようなことを言っている本を
見つけました。

いま書店でたくさん並べられているので
きっと読まれた方、見られた方も多いと思います。


image

この本ですね

「嫌われる勇気」


売れてて悔しいなと思いつつ(笑)
どれどれと読ませていただいたら、


予想外に面白かった( ̄▽ ̄)です!


でも、けっこう時間かかりましたー。

心屋がいつも言ってるようなことが
たくさん書いてあって笑えました。
...
心屋のこのブログを読まれている方であれば
受け入れやすい、理解できる内容だと思います。

僕も読みながら笑ってしまいました。


だから、もしかしたら、反発を受ける考え方、
厳しめの考え方でもありますが、

「いわゆる心理学」というものより
僕の肌にはよく合います。


でも、
初めてこれを読まれる方は
きっと難解で、反発し、時間がかかるかもしれませんね。

ただ、これは、ある青年と、哲学者との対話形式で、
この青年が見事なまでに反発するので、

その青年に共感しつつ、
時間をかけて納得できるかもしれません。

対話って、大事だなぁと思いました。



アマゾンのレビューは、いいですね。
青年が十分に反発してくれたからでしょうね(笑)

勉強になりました(^◇^)

ぜひ一度読まれるといいと思います。
http://www.amazon.co.jp/dp/4478025819?tag=smileplan-22




いくつか引用させていただきますと、(一部意訳アリ、ご了承ください


----



・あなたがいま一番最初にやるべきことは、今のライフスタイルをやめるという決心です

・これまでの人生に何があったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない

・あなたの「目的」は、他者との関係の中で傷つかないこと

・それは「成功できない」のではなく「成功したくない」のです

・ライフスタイルを変える「勇気」を持ち合わせていない

・その障害さえなければ自分は有能であり価値があるのだと言外に暗示しているのです

・不幸自慢ですね。不幸であることで特別であろうとし、不幸であるという一点において人の上に立とうとします

・自らの不幸を武器に、相手を支配しようとする

・他人を罵倒する人は、勝つことで自分の力を証明したいのです

・相手に攻撃されたらがまんするということは、あなたが権力争いにとらわれている証拠です

・彼らは、仕事がしたいのではなく、労働を拒否しているのではなく、ただ仕事にまつわる人間関係を避けたい

・アドラー心理学とは、他者を変えるためのモノでなく、自分が変わるための心理学です

・善悪でも道徳でもなく「勇気」の問題です

・お金が満たされても最後には「対人関係の悩み」が残る。これが本質です。

・アドラー心理学では、他者から承認を求めることを拒否します。

・他者の期待など満たす必要はないのです

・これは誰の課題なのか? 他者の課題には踏み込まない。

・子供が全く勉強しないとしても、それは子供の課題なのだから放置しろ?と

・カウンセリングを受けた結果、相談者がどのような決心を下すのか、変えるのか、それとも変えないのか、これは相談者本人の課題であり、カウンセラーはそこに介入できないのです。

・相手のことを信じることがあなたの課題なのです。あなたの期待や信頼に対して相手がどう動くのかは、相手の課題なのです。そこの線引きをしないままに自分の希望を押し付けると介入になってしまいます。

・親をどれだけ悲しませようと関係ないとおっしゃるのですか?
 関係ないです。

・仕事をしたくないから、嫌な上司を作り出す。できない自分を認めたくないから、嫌な上司を作り出す。

・他者の課題に介入せず、自分の課題には誰一人として介入させない。
 それが、嫌われる自由

・他者の課題に介入することを、自己中心的な発想というのです。

・他者の評価を気にかけず、嫌われることを恐れず、承認されないかもしれないというコストを支払わない限り、自分の生き方を貫くことはできない。

・他者からどう見られているかばかりを気にかける生き方こそ、自分にしか関心のない自己中心的なライフスタイルなのです。

・ほめる、という行為には「能力のある人が、能力のない人に下す評価」という側面が含まれています

・ほめてはいけないし、叱ってもいけない。

・介入ではなく、援助を行う

・他者から褒められるほど、自分には能力がないという信念を形成していく。

・一番大切なのは、他者を評価しないということです。

・できない自分をありのままに受け入れ進んでいくことです

・肯定的なあきらめ、積極的に認めていきましょう。

・60点であっても悲観する必要はない

・われわれは能力が足りないのではありません、ただ、勇気が足りてない。

・ひとは、しきりに裏切られた時のことばかり心配している。そこで受ける傷の痛みにばかり注目している。信頼することを恐れていたら、結局は誰とも深い関係を築くことができないのです。

・裏切るかどうかは他者の課題、自分にはどうにもできないこと。

・笑ったり小ばかにするひとはほんの少数でしかありません。そのような愚かな態度をとる人間などこちらから関係を断ち切ってかまわない。

・その一人にだけ注目して「みんなわたしを笑っている」と考えてしまうのです。

・ひとはいま、この瞬間から幸せになることができる、その言葉を聞いたとき、若干の反発を感じたことは認めないわけにはいきません

・承認欲求を通じて得た貢献感には自由がない。

・計画的な人生など、それが必要かどうかという以前に、不可能なのです。

・いま、ここが充実していけばそれでいいのです。その連続なのです。目的地は存在しないのです。

・私の力は、計り知れないぐらいほどに大きい

----

いかがでしょう。




性格リフォーム

心理カウンセラー

心屋でした。



心屋公式サイト


心屋塾セミナー情報


心屋の講演会情報


心屋の著書一覧



カウンセリング情報

  ・現在心屋仁之助によるカウンセリングは休止しています。

  ・こちらの情報からそれぞれの担当にお申し込みください。


毎月の勉強会 Beトレ

  ・現在、ライヴ会員の募集は満席により中止しています。

  ・次回の募集などはDVD会員にのみご案内していますので

   まずはDVD会員になっておいてください。





★心理カウンセラー心屋仁之助 公式ブログ 「心が 風に、なる」




by すみれとぉちゃん



■このブログ記事の紹介などは

 許可なく行っていただいて大丈夫です。

 その際には

 リンクなど貼っていただけると嬉しいです。


■心屋のイベントの情報や
  今後の更新情報をご希望の方は


  ぜひこちら  にご登録しておいてくださいませ。