■はじまりは、いつもやさしさ | 心屋仁之助オフィシャルブログ「心が風に、なる」Powered by Ameba

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見えないけれど、やさしく包んでくれる。
風のように、水のように、普通の幸せに気づける、
そんなお話をお届けしようと思います。

最初は、きっと「やさしさ」だったのに。


おはようございます、
性格リフォーム心理カウンセラー
心屋です。


今朝は、なんと目が覚めたら
9時を過ぎていました。


気を取り直して
さて、今日も行きましょう。


今日は、以前に本に書いたことのある
「スタンプカードの法則」について


すこし加筆したものを
お届けしようと思います。



◆怒りが満タンになって爆発する”スタンプカードの法則”



私たちは、心の中に「スタンプカード」を持っています。


そして

「自分の思いや、言えなかった言葉を飲み込んだ回数」


を数えているのです。


たとえば、同僚に対して何かいいたいことがあったとします。
「それ嫌だ」「これやって欲しい」など。


でも「傷つけるかも」「笑われるかも」「怒らせるかも」「ケンカしたくない
などの理由で飲み込みます。



いうより、いわないほうが自分は傷つきません。



すると、そこからスタンプカードが始まります。


いいたい言葉をひとつ飲み込んだことで、

一つスタンプを押したのです。


スタンプカードをもらったら、

なんとなくためたくなりますよね。


だから、一つ目のスタンプを押した瞬間から、

スタンプをためようとして、


相手を「観察・監視」し始めるのです。



「また、やるんじゃないか?」と

見張り始めるのです。


そして、、相手がまた似たようなことをしたら、

すかさず「ほら、またやったわ」


とスタンプを押します。

でも、また、言わない。


これを、「偏見」といいます。



スタンプを押し始めた段階で、

相手のことを「偏見」で見始めます。


つまり、相手が「何をやっても、そう見える」ということです。


その時点から「事実がゆがみ始める」のです。



もう、その人の何を見ても、悪いように見え始める・・・。



そしてスタンプを押すたびに「ほら、ほら」といいながら
「悪いところ探し」を続けていきます。




スタンプがたまってきくると、イライラしたり、
無口になって態度だけで表わそうとします。



スタンプカードには景品がつきものです。


スタンプカードに最後の一つが押された時点で
満タンになると、何かをもらえたり、金券が使えます。



心のスタンプカードが満タンになるとどうなるか?



それは「責める権利」を手にするのです



「わたしは、これだけ我慢したんだから言う権利があるのよ」と。



そして、


「キレる」「爆発する」のです。



「もうガマンできない」というセリフとともに・・・。




いったんキレると、

過去にためたスタンプまで流れ出してきますので、


なかなか収まりません。



つまり、キレたほうには、

キレるだけの「たくさんの理由」があるのです。




でも、キレられたほうにはそれはわかりません。



「なんで、そんなことぐらいでキレるの?」となります。




それは、キレた人は、

キレるまでその理由を言いたくないので、いわないからです。


そして、キレたときも

たいてい「本当の理由」は言いません。


建前の理由だったり

すり替えた理由だったり


本当のことは言わない。

だって、「責め」るのですから


本当の理由を言うと

負けになってしまう。



本当の理由は

自分が言わなかったことだったから。


本当の理由は

自分がさびしかったことだから。



そんなの

言えない。




満タンになってキレたときに、

キレられた側としても


過去のいろんな積み重ねてきた不満をいわれても、

どうしようもないです。



「だったら、その時にいってよ」

ということになります。




考えてみると最初のスタンプを押した理由は、


「傷つけるかも」「笑われるかも」

「怒らせるかも」「ケンカしたくない」


という、

いわない側の「自分の都合」だったはずなんです。




しかしそれを認めたくないし、

かっこ悪くていいたくもないので、


いつの間にか


「あなたのためにガマンしたのよ」と、

中身をすり替えてしまうのです。



つまり、スタンプを押し続けることで、

いつの間にか自分を「被害者」に、


相手を「加害者」に

仕立て上げていたのです。



スタンプを押し始めたのは、

あなたが「いわなかった」からなのに・・・。



これ以上スタンプをためないために大切なことは、

思ったことを思い切って伝えてみること。




伝えるときに気をつけないといけないのは

「相手を指摘・攻撃しない」ということ。



相手を攻撃するとき

「あなたはおかしい」「あなたの行動に腹が立つ」と


伝えるのは、攻撃です。



これは本音ではありません。




相手に想っていることを伝えるときは


「私は、こういう理由で腹が立った」。なぜなら・・・」と、



自分が何かに勝手に期待していた、

その期待をかなえてもらえなかった、


という、身勝手だけど

本当の気持ちだけを伝えることです。



そして、大切なのは、

それを伝えたあとの相手の行動に期待しないこと。



相手には相手の都合と考え方があるのです。



「自分が本当はどうしてほしかったのか」

それをただ、伝えるだけ。



「認めてほしかった」


「優しくしてほしかった」


「大切にしてほしかった」



そんなことも心がけてみてくださいね・・



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ここまでは、

もう何年も前に書いたこと


プラス、すこし加筆してみました。



そして、最近ここに加えて気づいたこと。



それは


「最初の我慢」

「最初の不満」

「最初の、言わなかった」


について、

前の文章では


「自分の都合」


という風に表現したのですが、

「それだけではないな」と感じたのです。



最初に、言わなかったのは


それは


「やさしさ」



なんだろうなと思ったのです。



 そのぐらい、理解してみよう


 このぐらいなら、我慢してみよう


 よし、これは受け容れてみよう



そんな風に


優しさ、であったり


受け容れようとする頑張り


でもあったのかな、と思います。



苦手だけど、食べてみようかな、と。

頑張ってみた。



でも、ダメだった。


だいぶ、頑張ったけど

やっぱりダメだった。



うん

それだけのこと。



はじまりは


いつも優しさだったのかもしれない。




キレられてよかったね。

ちゃんと言えて、よかったね。

自分の本音に気づけてよかったね。



また、ひとつ、


自分の身勝手さと

自分の優しさに気づけたね。


これで、いいんだと思います。



溜めたことに ×

切れたことに ×

キレられたことに ×

言えなかったことに ×


ではなくて


それぞれが

ちゃんと意味のある

出来ごとだった、と。



自分の本当の気持ちに

自分の大切にしたい思いに


気づく出来事だったんだね。



頑張りすぎる自分

優しすぎる自分

チャレンジした自分



褒めてあげよう。



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