■感情を味わう | 心屋仁之助オフィシャルブログ「心が風に、なる」Powered by Ameba

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見えないけれど、やさしく包んでくれる。
風のように、水のように、普通の幸せに気づける、
そんなお話をお届けしようと思います。

以前に「感情って何ですか」 という記事を書いてみました。


そこでは、感情は「味」みたいなものだというように

表現してみました。


「心の味」


味っていうのは、覚えている。


こんな形で、こんな色で、こういう食べ物はこういう味だ、と。


ああ、これは辛そうだから、やめておこう。

あぁ、これはすごく渋かったから、いやだな。


あぁ、またこの料理か・・・


もしくは、


お、なんだこの料理は・・・味が想像つかないからやめておこう(怖い)

ということもあります。



これ、心と似ています。


このままいくと、きっとあの「感じ」が来るぞ。

このままいくと、きっとあの「いやな感じ」がくるぞ。


だから、やめておこう。

と、いつもこの道で引き返してしまう。


これが「トラウマライン」です。

要するに


「あの感じが来るはずだから、あの感じを味わわないように避ける」 



というものです。

ある意味「心の古傷が痛む」ということですね。


そして、新しい、味わったことのないものに対しては、

チャレンジャーの人は別として、「用心する」のも当たり前です。


「食わず嫌い」は、古傷が痛んでるほうかもしれません。

「きっとまずいはずだ」という、記憶が蘇っている。



この「心の古傷」 「記憶の中の味」ですが、

たとえば「味」について、昔、母の作るカレーがすごくまずかった。


だから「カレーはまずい」と思い込んで、

「カレー」を見るたびに「きっとあの味だ」と思って食べない。


でも、何かの拍子に食べたカレーがすごくおいしかった。


みんなが「カレーはおいしい」というので、だまされたと思って食べてみたら

おいしかった、となれば、リフレーミングが起こります(価値観が変わる)


もしくは、たまたま食べたカレーが、やっぱりまずかった(笑)

すると、価値観が強化される「やっぱり」が起こります。


感情も同じです。



このままいけば 「あのいやな感じを味わうはずだ」


僕がバンジージャンプを飛べなかったのも、

子どものころにやった「飛び降り遊び」のあの感じが来るのが

わかっていたから。


バンジーは別として(笑)



その「トラウマライン」を抜けるためには、

その「嫌がっていた感情を味わいつくす」という方法が有効です。


そのまま言ったら「感じそうな感情」を想像してみる。

その「いやーーーーな感じ」を、じいーーーーーーーーーっと感じてみます。


感じてみます。

感じてみます。


感じてみます。




感じてみます。


かんじ・・・  あれ?消えちゃった




となってきます。


すると、怖くなくなったりします。

是非お試しあれ。


実は、


その 嫌がっていた感じ、心の味を味わいそう・・・


というのが「不安」の正体かもしれません。


その不安を、先にたっぷり味わってしまう。


ああーーーーーーーーーーーーーこわい

ああーーーーーーーーーーーーーーーーーいや


って、逃げずに味わう。


試してみてくださいね。



これは、ケンカの時や、イライラした時なんかにも、

ケンカの最中に、悲しみの最中に、自分のその「いやな味」

たっぷり味わってみると、感情が収まってきます


すると、今味わっている感情が

単なる「思い出し」だということがわかってきますよ。


思い出したら、味わう。

無くなるまで、味わいつくす ことで、


「繰り返すパターン」を終わらせてみてくださいね。


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