■地獄と/お盆の意味 | 心屋仁之助オフィシャルブログ「心が風に、なる」Powered by Ameba

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見えないけれど、やさしく包んでくれる。
風のように、水のように、普通の幸せに気づける、
そんなお話をお届けしようと思います。

お盆は、田舎に帰っていました。


田舎に帰って、お盆の行事「施餓鬼会(せがきえ)」に参加していました。


まぁ、その「施餓鬼会(せがきえ)」がなんぞや、という話になると

ちょっと長くなるのでその前に、


「お盆」ってなに?


という話をしてみますね。↑でかい(笑)


お盆の正式名称は、盂蘭盆会(うらぼんえ)です。




では、盂蘭盆会って、なに?となりますよね。

これは梵語(ぼんご)の ウランバナ の音訳です。


意味は「逆さまにつるされた苦しみ」です。



お釈迦様のお弟子さんの一人のお母さんが、

亡くなられてから「餓鬼道」に落ちて苦しんでおられるのを知って


供養する功徳をして救いだしたとされています。


そのように「ご先祖」を大切にすることが大切であることを

教えてくれる一つの行事です。



僕の知り合いのやっている、超人気ブログ ←昔お会いしてたことがわかりました(笑)

僕のアニキは神様とお話ができます  で、とても素晴らしい表現がありました。




神:「たとえ親が世間的に見ると『悪い』親でも、

   平凡でなんのとりえもない『尊敬できない』親でも、

   子どもを子どもと認めない『不条理』な親でも、親は親です。」

龍:「た、たしかに!」

神:「一番身近なご先祖様を、喜ばせる方法を考えると、

   商売ができるようになり、仕事がうまくいくようになり、

   人間関係もスムーズになっていきます。


   どんな関係であっても、かかる時間が違うだけで、

   ちゃんとその道に入ります。」

龍:「親は、一番身近なご先祖様!!!」

神:「親を何らかの方法を喜ばせることができれば、

   あなたは『人を助け、人の役に立つ』人になれます。


   勉強や、考えることをする前に、まず挑戦してみてください。」



すごく素敵な考え方ですよね。

僕も、田舎に帰った時はいつも、それに挑戦の日々でした(笑)


そして、話を最初に戻すと、


「施餓鬼会(せがきえ)」


餓鬼とは、常に飢えている者のことで、


食べ物を口にしようとすると、炎になったりして、

いつまでもお腹に入らず、いつも飢えている。

その世界です。


そして、餓鬼は自分の力で抜け出すことができません。



そういった苦しみの者たちに

食べ物を施し供養すること、つまり


「与えるという功徳」を行うことが大切だということです。



この話は、「施餓鬼会(せがきえ)」の時に

ご住職が話してくれたのですが、


そういった「与える」という行動を「布施」と言います。



「お布施」というと、

まるでお金のやり取りだけのように聞こえますが、



例えば、いつも笑顔でいること

例えば、いい言葉を投げかけること


なども、十分に「布施」「ほどこし」「他への愛」になる、と言うことです。


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実は、先日の説明会でお話しさせていただいた、


「自立の壁」を超える  ことも、よく似た話です。



いつも飢えている人、つまり「餓鬼」とは、

いつも不平不満を言っている人のことです。


他にも、生きることが全て苦である「地獄」の人、


互いに他のものを餌食として生長し、

自分のことしか見えない「畜生」


嫉妬心が強く、常に不安が付きまとい、

戦いばかりやっている「阿修羅」


など、実はこれらの地獄ののような状態は、

現実の世界の人の心でもあるようです。



そして「人間」

堕落することもできるし、悟ることもできる。

地獄と仏の間。人と人の間。


さらに「天」

優れた楽を受けるが、なお苦を免れない。

求めることはすべて満たされた人間の最高の状態。(単なるビジネスの成功者?)

しかし、そこにもなお苦が付きまとう。


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ここまでが、仏教会で言う「迷い」です。



僕はこの様子を

「心のラットレース」と名付けました。



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ここから抜け出さないと、

いつまでも「苦」が付きまといます。



そのための、

抜け出すための一つの方法が「布施」なのです。


つまり、「与える」「分かち合う」ということ。



ここからが、仏教では「悟」の世界になります。





教えを聴くことで心理を学びとろうとする「声聞」 「学生」 ・・・学び中


生活の中から一人悟りを見つけ出した状態「縁覚」  ・・・自立?


他とともに悟りを得ようとして願を起こし修行している者。

初めて自己を超えた状態 「菩薩」 自我や執着を手放し、夢や使命に向かう人?


自らも悟り、また他をも悟らせつつあるもの。

自他平等の状態「如来」 (本当の意味での幸せな成功者?)




・・・こうしてみると、仏さんのような人、菩薩や如来さんのような人が

僕の周りにもたくさんいることがわかります。


決して、特別な存在ではないのでしょう。

あなたのまわりにも、おられませんか?





・・・・ 親(先祖)を大切にし、他人に対してよい行いをすること。

    いい言葉を使い、助け、与え、いつも笑顔でいること。



そんな、昔から当たり前のように言われてきたこと。


すべての人が、少しでも心掛けることで

世の中は変わっていくのでしょうね。



だから「悟りを開く」ということは

決して特別なことではないのかもしれません。


でも、一番難しいことなのかもしれませんね。





心のラットレース(迷いの世界)から、抜け出し、

他の人への「布施」の出来る技術を学びませんか(^-^)


            心屋塾

  http://www.kokoro-ya.jp/article/13160823.html


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8/8の、東京での下見会のあとから始まった夏休み。


はんこセミナーに出たり、屋形船に乗ったり

台風でカヤックの予定がが流れたり、

京都で、久々の東寺に行ったり、


あ!!! 今日は大文字焼きだったのを

これを書いてて思い出しました(^_^;)


そしてお盆の間はずっと田舎に詰めていました(^_^;)


お寺の行事に参加。

家の行事に参加。

親戚の方々との歓談。

お墓参り。


色んな意味で思い出深い、忙しい夏休みでした。


最後の締めは、世界文化遺産で(笑)


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