棗には蓋半月に手をかけて | 心静かに微笑む暮らし

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中継は胴を横手にかきて取れ
茶杓は直におくものぞかし
 (利休道歌より)


棗には蓋半月に手をかけて
茶杓を円く置くとこそしれ
 (利休道歌より)


抹茶を入れる器にもいろいろな種類がある
中継(なかつぎ 中次とも書く)、
(なつめ)は
薄茶を入れる茶器。
上記は、
器によって異なる扱いについて説明した2首。

中次(なかつぎ)
円筒形で胴の中間で蓋と身がわかれる。
蓋の上部は平ら

(なつめ)
果実の棗の形
胴の約3分の2の位置で蓋と身がわかれる。
蓋の上部には丸みがある


持つときは・・・
中次は、
胴を横から持つ。
上の方だけ持つと、蓋だけ持つことになり、身が持てない。

は、
少し上から持っても蓋だけ持ってしまうことはない。
 指をそろえて持つと、蓋の表面と指の間に三日月のような空間ができる。
 これを「半月」と言っている


茶杓を薄茶器の上に置くとき・・・
中次
そのまま真っすぐ水平に置く


茶杓の櫂先(かいさき 茶をすくう部分)を
向こうへ少し下げて
その後、こちら側もおろす。 
円く置く


道具の形によって扱いが異なる
それぞれに理由がある

丸みのあるものには円く
平らなものには真っすぐに


ベル大阪で楽しむ甘凛庵のお茶席
11月29日(土)残席1

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