『デューン』第2部 | 心の風景

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 『デューン 第2部』/主演ティモシー・シャラメ/監督ドゥニ・ビルヌーブ

 

 待ってましたあ🤩。『デューン』の続編です。記事を書いてから2年以上経ってしまいました。第1部以上の出来栄えです。 傑作 です。以下結末を除いて内容に触れますので、よろしく。

 

 宇宙で唯一の貴重な香料を産出する砂漠の惑星アラキス(デューン)が舞台です。ハルコンネン家と銀河帝国皇帝の陰謀によって滅ぼされたアトレイデス家の遺児ポールが、虐げられていた先住民フレメンとともに復讐に挑む物語です。

 

 もともと優れた資質をもつポールは、フレメンとの共同生活でいくつもの試練を越え、超自然的な能力を身につけ、やがてフレメンの信じる救世主と見なされるようになります。

 

 その狂信的な風潮に恋人のフレメンの娘は抵抗するのですが、ついにポールはフレメンの大集団を統一し、ハルコンネン家の拠点に総攻撃を仕掛けます。そこにはちょうど皇帝も滞在していました。・・・

 

 とにかくスケールがでかい。迫力がすごい。やはり大画面で見るに限ります。例えば、サンドワームという怪獣が出現します。ミミズみたいな外見ですが、直径が100m?、長さが1㎞以上?の化け物です。

 

 砂漠を砂嵐を巻き上げながら疾走するこの怪獣にポールやフレメンが乗り、馬のようにあやつるのです。砂が滝のように乗り手に降り注ぎ、砂にもぐるときは視界が真っ暗になります。初めて乗った時のポールは振り落とされないよう必死でした。

 

 前回も書きましたが『スター・ウォーズ』とは雰囲気が対照的です。『スター・ウォーズ』は、色彩豊かで華麗で軽やかです。『デューン』はモノトーンで重厚、光と影の演出が盛んに用いられています。

 

 今回ポールの母親もフレメンの宗教的指導者となり、重要な役割を果たします。敵のハルコンネン家には、殺人鬼のような親族が加わり、強烈な印象を残します。一方こちらも初登場の皇帝は、ちょっと仲代達矢さんを連想しましたが😅、老齢で弱々しい感じでしたね。

 

 第1部を見ていない人は、あらすじや用語だけでも「予習」しておいた方がいいかと思います。