恋人選びと差別 | 心の風景

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心のあり方や生き方をテーマとしたエッセイなどを載せていきます。同好の方と交流できればうれしいです。

 99.9%以上の人がそんなことは考えないと思いますが、実際にネットでそういう「極論」を見かけましたので、実験のつもりで考えてみます。

 

 その「極論」とは、「美人を恋人にするのは差別だ」です😲。

 

 最近は差別に対してどんどん厳しくなっています。当然容姿で差別することも。それはいいことなんでしょうが、行き過ぎて、ついにそのような意見が出てきたのか、と思いました。言った人がどれだけ深く考えたかは分かりませんが。

 

 例えば、教師が生徒の外見で成績に差をつけたら、差別です。容姿と成績は無関係だからです。成績を決めるとき、成績以外の条件を持ち込むことは許されないです。

 

 一方、彼氏彼女を選ぶさいは、どんな条件をつけようが、本人の自由です。条件の中には、健康・性格・学歴・職業・収入など色々あります。容姿もその一つです。

 

 容姿で選ぶのが差別なら、他の条件で選んでも差別になりませんか。でも性格のいい人を選んだら、「性格の悪い人への差別だ」などあり得ません。

 

 「極論」を主張する人は、ではどういう条件で選べばいいというのでしょうか。それとも条件なしで、何となく雰囲気などで選べとでも。それも一つですが、強制するようなものではないでしょう。

 

 容姿で恋人を選ぶことが賢明かどうかは、議論の余地があるでしょうが、少なくとも差別とは無関係でしょう。

 

 ここまで実験のつもりで考えてきましたが、意外に奥が深くて、限られた時間で私の頭脳では詰め切れない感じもします。生煮えの文章におつきあいくださり、ありがとうございました。