サマータイム反対 | 心の風景

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オリンピックの暑さ対策として立法化を検討するというサマータイム・・・。

 

このブログは心のことが中心で、政治・社会の問題についてはまず書きませんし、書くほどの見識もありません。ですが、サマータイムには少し縁があり、世論は賛成が多いらしいので、例外的に触れたいと思います。

 

そもそもオリンピックの暑さ対策としてのサマータイムというのが理解できないんですよね。

 

多くの人が言うように、それなら競技の時刻を早めればいいだけのことで、首都圏中心の行事のためになぜ全国の時計の針を強制的に進めなければならないのか、ということです。

 

競技の時刻が早まったら公共交通機関が動いていないという主張もあるようですが、それならオリンピックの期間に臨時便などを走らせてもらえば済むでしょう。そちらの方が、全国の無数にあるコンピューターなどの機器の時刻を早めるよりも、ずっと簡単で安全で安上がりな方法だと思います。

 

サマータイムが省エネにもならないし、経済効果もたいしたことがないという主張や統計はネット上でも読めますし、受け売りを長くしたくないので、ここでは省略します。

 

私の反対する最大の理由が健康への悪影響です。日本睡眠学会をはじめ多くの識者が主張しています。サマータイムに切り替わったときには、時差ぼけに似た状態になるわけです。これが健康にいいはずがありません。サマータイム実施国では、切り替え直後は病気や事故が増えるという統計が出ているそうです。

 

健康な人にはたいした影響はないでしょう。そういう人が多数だと思います。しかし、病気の人や高齢者の中にはつらい人も出るはずです。悪影響の表れる人は少数派でしょうが、だからといって、健康に配慮しなくていいわけがありません。

 

国民の健康に有害な法律を本当に検討するのでしょうか。今進行中の「働き方改革」は、批判はありますけど、国民の健康を守るためのものでもあるのでしょう? サマータイムはその流れに反していると思いますけど。

 

国会議員の先生方は、国民を守るのが仕事ですよね。国民の健康に悪影響を及ぼすような法律を作らないでくれませんか。そういう法律は、ひょっとしたら憲法違反なのではないかとさえ、素人の私は思ってしまいます。