もののべには記憶がある
単に助けられた人なんで、それは昔の記憶もしっかりある。
助けられた時の記憶もある。
これから薩摩藩へ行ってくれと言われ、逃げるもののべ。
もののべは「行きたくない」という。
このもののべは平泉の出身だという。
それはまあ、敵、という認識になりますよね。
人間としての気持ちと、死ぬはずだったところを生かされて、他人の人生を生きる使命を与えられた気持ちと。
それはまあ…人間だもの…
「神様は、人間を助けるんじゃないのか!」ともののべは問いますが、この世界観では、正史(ここで死ぬべき人は死ぬ)を守ることが正義…
他の作品に出てきた「もののべ」たちは、そこらへん、どう思ってたんだろう。
さて、覚悟を決めたもののべ龍馬
ようこそ、薩摩へ
笹貫オンステージでお出迎えです。
薩摩でもうまくやるもののべ龍馬
しかし、みんな気づいている
笹貫「(陸奥守)ゆっくり休んでよ」(刀を向ける)
ここへ来るまで、遡行軍を先回りして片付けていたらしい。
なんで??
みんなでやろうよ陸奥守…😭
この本丸は
「この本丸は優しいねえ
花が溢れている」と、南海先生
それは…どうかな…(前作参照)
考え込み、寝っ転がる陸奥守の脳内に
三日月宗近の声がする(夢かな?)
こここら、会話してことはあるし、そこそこ長い期間一緒に本丸にいた感じかな?という印象でした
慶応元年から
武市先生は切腹、以蔵も、斬首。(史実)
ここで肥前の歌う歌がBGMで流れるのが泣ける…
坂本龍馬を追ってきた役人たち
寺田屋を狙ってきた遡行軍。
遡行軍はもののべ龍馬をまもる。
ここで役人を殺すはずなのに、何もせずに逃げてしまう…ここは歴史と違う、
(ここで手に傷を負う、というのは史実通りでした)
遡行軍の狙いはなんだろう?
時が来たら殺す、それだけじゃ
そんなーーー…とは思うけれど、この作品の冒頭を思い出す…やってきたんだよな、陸奥守は。
肥前は、「あいつは斬る」と言う。
これまで何度もそれを見てきたから言えるんだろうな。何回この時代に出陣してるのか
そしてまた、もののべの記憶。
三日月宗近の声
「人は種、
いつか必ず芽吹く」(と、三日月)
陸奥守吉行
そして、坂本家に伝わる陸奥守吉行を、もののべ龍馬が受け取る。
これも、史実。
元々欲しかったらしいですよね、龍馬は。
さて、もののべさんは…何する気なのか
海の前に立つ陸奥守の前に大慶
「死ぬべき時に死なないってどう思う?」と問う。
三日月宗近と鶴丸国永の名前が大慶から出た。
「三日月のやっていることは敵と同じじゃない」のか、と問う(みんな思ってることを聞いてくれる大慶!)
後家が言う。人の心を反射してるのではないか、三日月は。
月はそうだよねえ…たしかにね…
考えさせられますね。この作品も。
もののべ龍馬と西郷さん
もののべさん、西郷さんを殺そうとした!ら、検非違使(遡行軍より強い、という設定です)が登場。
陸奥守、流石に強い
検非違使を超えてるか互角まで強い。
なんでこんなに強いのかって言ったら、古参で鍛錬積んでるから…だけかな??その辺はまだ不明。
おや、ここで新たな事実。
西郷さんにも三日月宗近は寄り添っていたらしい…
西郷「刀剣男士?」
知ってたのか…
三日月さーん??!!
ここで、迷いがある西郷さんを、叱りつける笹貫(ここ、見所です!とても、よかです!)
→さらに、敵からもののべさんに手紙が
「某月某日おまえは死ぬ」と(そういう方向の歴史への干渉か…)
諸々あって…
立ち去るもののべ
ここからは、陸奥守が坂本龍馬に。
順調に歴史を正しくこなしていると
…覚悟を決めたらしいもののべが帰ってくる
ここからは自分が、と。
「どんな人物だったのか、生き様だったのかを教えてくれ」という。
陸奥守「坂本龍馬はどんな男だったかのう?」
知りすぎて分からないのか、何度も歴史を守るために出陣して、わからなくなったのか
筆者は分かりすぎていると思いました。
陸奥守の片腕とでもいうべき肥前が答える、と、陸奥守もこうだった、ああだった、と語り出す
どんな男だった、どう死んだ、
坂本龍馬として散りたい…というもののべ。
そのもののべに、陸奥守が、陸奥守吉行を、「受け取ってくれ」と渡す。
本人がか!
本人が渡す!!
それ持って近江屋いくのか!
そして、近江屋
狙う遡行軍を刀剣男士が迎え討ち、陸奥守を龍馬の元へ向かわせる皆さん
みなさん、お強い…
もののべ龍馬は…
龍馬をしっかり、いきている。
襲われる龍馬、陸奥守は、残っている文書通りの文言で、状況を…
初めて、この場面で泣く陸奥守を見ました。
これまでの作品でも、冒頭でも、無表情でしたから。
やっぱり悲しいんじゃないか。
もののべが大事にしていたお守り(蓮の実)を陸奥守が受け取る。
どの時代にも、こうして種が蒔かれて、時を経て、芽を出して花を咲かせ、実をつける。
この気配って…って、それは三日月ですね。
三日月と、話したいんだろうな、陸奥守は。
ここからのラストはパライソに似ている。
歴史を、知ってしまっている現代の私たちには辛い。
戦争戦争と、続けてきた国だもんな…
きっと、どの時代を見つめても、本当はこうして辛い事実はあるんだろうなと、考えさせられる物語でした。
以上