ざっくりの感想、1はこちら


その後、混乱する頭の中をまとめつつ書いたネタバレ有りの記事がこちら



えっとまず…

なぜ3じゃなくて3.5にしたのか


3にしちゃうと2の続きになってしまうので、この感想は続きではなく、「舞台を観たから得た視点」から観ているからです。


ということで、2までの前提がひっくり返ります!


「宇内陽之介」

「旭太郎」

この双子の存在から、そもそもでんぐり返る!


では、当初映画の感想を、今一度


当初に映画館で、終の語りを観た時の、最初のイメージでは


「あ、この名無しって宇内陽之介っていう人なんだ」という前提


それが、観ていくにつれてその前提が、

「あれ?違ったかな…」と、思わせられる


何しろ討伐隊の中に、侍然とした「名無し」と同じ顔の人がいる。

所作も、話し方も、侍そのもの。


もの腰の落ち着いた感じから「あれ?」と思いました。

「こっちが宇内陽之介かな???」って



で、

そもそも、映画で主役として出てくる「名無し」は、「元」宇内陽之介なのでは??となりました


舞台の始の語りを配信と現地で観た結果、私の頭は大混乱


とりあえず時系列で書きます。


■舞台、1回目の配信後ーーー

…「うっうっうっ…」

号泣してて頭整理する余裕なし


■数回視聴後ーーー

…「今度は違うところで泣ける😭

…あれ、でも待って、ここでこの人はえーと…???」


混乱が始まる。


■二度目(再開後1回目の公演)配信視聴ーーー

「??????これ、どっちで演技してるの????

荒木さーん??

んんん????」

一旦、考えることをやめる。


■劇場で貴重な、たった一回の観劇後ーーー

「(号泣)なんか…最初と全然違うところで涙出るし、そこから後半ほとんど泣いててオペラグラスが滲んで…泣」

放心状態で帰宅。

_(:3 」∠)_

??????????


■そうこうしてる間に、映画の配信開始!映画館以来の視聴ーー!!


うあああああああああああああああ

地獄だこれーーー!!! _(:3 」∠)_

すえみつさん、鬼だなほんとに…(大大大、大賛辞)


■そして舞台の配信終了ギリギリにラスト「漆黒天ー始の語り」を浴びるーーー


…???…



※舞台配信のメイキングを見ると、多少すえみつさんと、荒木さんはじめとする役者さんの気持ちがチラッと見えて、「じゃあこういう心持ちで観ようかな」などと思えるので、あのメイキングはありがたかったです。

が、それでもなお、私たちは振り回されている。



舞台を観た後に観る、映画の前提はーーー


舞台を何度も何度も観た結果、私個人的が一旦出した結論としては、


陽之介は、陰に囚われて、意識が旭太郎になった。(闇堕ち?)

旭太郎は、陽に憧れすぎて、近づきすぎた結果、旭太郎が意識から抜けた。(狂気)


というもの。


入れ替わった、という簡単なものではなくて、それぞれが二重に意識を、共有?しているようなイメージ。


そのイメージのまま、映画を観ました


ぼろぼろの名無しが出てくる

旭太郎の意識になってる陽之介だ…


日陰党の場面

ここで視点が変わるのがよくわからない。陽之介視点と旭太郎視点があるような気がする…


討伐隊が集まっている場面

この落ち着き、やっぱり陽之介になりきった旭太郎だな。陽之介ならもっと士道と打ち解けてるし…


ふじと、子どもたちが惨殺される場面

やっぱりこれが旭太郎で、陽之介が嘆いてて…泣

でも、それを脳内で見てる名無しの、その記憶は、どっちの記憶なんだろう?


討伐隊に呼び出された場面

これは元陽之介のはずだけど、なんでこんなに躊躇なくきたちゃんのこと斬れるんだろう?崖から落ちた時に無くした記憶から、旭太郎に移り変わった??


玄馬先生にここまでに考えたことを話す名無しの場面

話し方が旭太郎なんだけど、「いや、自分が旭太郎ならそう考えるなと思った」って言ってるけど…意識が行ったり来たりしてるのかな


ラスト、士道との場面

士道の「わからないなら両方殺せ‼︎」で、士道も追い詰められたせいで狂気に陥ってるのか?と気づく。初回はそんなこと気づかなかった


ラストシーン

どっち…どっちだ!どっちがどっちなんだ!!

同じこと言ってる!

斬ったし斬られたけど、双方とも致命傷なのでは?!

ラストシーンの後、二人とも倒れて亡くなってた、的なこと考えちゃうけど???)



で、これ、どっちが残ったのーーー?????


わかりませんでした_(:3 」∠)_


傷まで同じなんだし、そもそも同じ役者さんが演じているのだし、見た目の違いがあるはずない。

それに加えてセリフ。

同じこと言わせるからもう分からない!


とりあえず、映画の最終シーンとしては、玄馬先生と、もう一人が生き残った!以上!!!



でも、とにかく楽しい2ヶ月間でした


楽しみで楽しみで仕方なかった漆黒天。


映画でぼろぼろに泣かされ、混乱させられ、脱力させられ…


舞台では結末を知っているからこそ、2倍にも何倍にも感じるつらさを感じ…


今一度観た映画でも、結局よくわからないまま終わる…


この

「知りたいのにわからない」

「わからないから何度も観るけど、わからない」

「でも作品自体が面白いから何度でも観られる」


こんな素敵な地獄作品に出会えて本当に幸せです。


まさかTRUMPシリーズを気を紛らわすために観る日が来ようとは、思ってもいなかった。

TRUMPシリーズは地獄だ!と思っていたけど、さらなる地獄はあった


末満さんには、もっと地獄展開の作品をどんどん(お体に無理のない範囲で)作っていただきたいし、

主演の荒木さんも、ここからの舞台がますます楽しみになりました。


舞台って楽しい!

演劇って楽しい!


長くなり申し訳ありません。

ここまでお付き合いいただいた方がいらっしゃいましたら御礼申し上げます。


円盤届くの楽しみだなーー(当然予約済www)