ホルモン療法延長 | トリポジ☆乳がん☆乙女崎夢子の場合。

8/17(金)は、3ヶ月に一度のリュープリン注射の日だった。

ネ申「今日で丸5年投与したことになるので、一応今日でおしまい。」



。。。、


ねえ。前回もその件で継続を懇願したよね?!
前回のブログ記事先生読んでみる?
ねーねーねーねー。
忘れたのーー?!!!

と思いながら1から懇願開始。
デジャヴのようなやり取りもしつつ。

ネ申「で、リュープリン終わったら乙女崎さん生理戻ってくるから。」

夢「で。それで大丈夫なのかって話ですよ!!!(2回目)生理になるからリスクが上がるとか、そういうわけじゃないにせよ、もはや私にとって必要のないものにしたいんです!!!素人意見で先生の治療の邪魔をしているだけならごめんなさい!!!
素人なりにただわかっていないからこそ心配なのが、私がほぼ100%のホルモン依存性のガンだったことがどうしても気になるんです!!!いや、だからって生理がきたらガンの餌なんちゃうん?!ってことでもないんですが、その女性ホルモンを餌にするアイツがいたとして、わざわざ身体をホルモンに晒すことが漠然と不安なんです!!!」


ネ申「確かに乙女崎さんは年齢的に薬やめたら生理も戻ってくる。今やめて、2年後に再発したときに、継続しとけばよかったと思うか、継続したけど再発したときには仕方がないと思えるかでは精神的に違う。」



最近の先生の言葉は再発ありき。
なんで?って思うくらい。

癌は5年たてば治癒とかいうけど、乳がんは10年と経過が長く、どちらかといえば乳がんは時間が経過するほど(そろそろ出てくるかも)という雰囲気がある気がする。思い込みでも、先生の目の光らせ方がそんな気がする。

もうすでに全滅してるのにアホみたいに騒いで薬に晒されてるだけの場合もあれば、
まだ微小な癌が潜んでて、知らずに(結果的に)無意味な治療をしてることもある。

夢「先生、私はもう卵巣とか子宮をとってもいいとさえ思ってるんです!とっちゃダメなんですか?!!」

ネ申「それもひとつ有効な手段とされていて、昔は外科で卵巣摘出まで受けてたんやけど、今は婦人科の協力を得てやってるんや。
 最近でこの方法を取るのは、例えばリュープリンが高額やから、オペ代を選択したほうが結果的に安上がるゆうパターン。
 それともひとつは。、。(ここの説明を忘れてしまった。治療の選択肢の中でリュープリンが効果ないとき?やった気がするけどあやふやに記憶。。。ごめん)
 今は内視鏡で摘出したりして、負担が少ないオペしてくれるわ。」

夢「局所麻酔でお腹掻っ捌いてくれたっていいです。( ー`дー´)キリッ なんだってするから、生きている可能性にかけてほしい。やるだけやって再発したときは納得するので、万が一の選択は常に生きている可能性に傾けてもらいたいです。」

ネ申「いつまで?」


(ドキッ)

夢「。。。。あと10年。
 息子が成人するので。」

ネ申「うん。10年ならちょうど50歳か。生理も自然にあがってる頃やし、ほな10年継続で。骨に負担も大きいし歳いってから苦労するかもしれんけど。。。」

息子が成人したら、私の中で万が一を解除してもいいという決断。
言い換えたら、私は50歳になったらいつどうなる覚悟を決めて、それでも「生きる」一択で生きていく。
だからまだ今は何の覚悟も出来てもおらず、ひたすらにビビるだけビビって生きているダメウーマン!!

一応先生に聞いておこうと思い、注射されながら聞いてみた。

夢「ちなみに、素直にリュープリンを5年でやめたけど、今日も元気~✨という人も沢山いらっしゃるんですか?」

ネ申「おらん。」(キッパリ)

l||l(›ଳдଳ‹)l||lおらんの。。。?

ネ申「というのは、実は日本でリュープリンを5年投与したんは乙女崎さんで3~4人目なんやわ。アロマシン(飲んでる薬)とリュープリンの併用したんはおそらくおらんかもしれん。滋賀県やったか大阪やったか。。。ではこの組み合わせはそもそも許可がおりんわ。厳しい先生やったら3年でリュープリンもおしまい。5年やったら5年でキッパリおしまいやと思う。」

夢「(え。すごくない?日本で3~4人目?!!!!!)。。。なら、尚更先生としても日本の医学界でも、私の結果は知りたいところなんですよね。5年で投与をやめたあと再発したかどうか。」

ネ申「(苦笑)まぁそうやわなぁ」

夢「申し訳ないけれど、5年以上やってどうやったかのほうに入れてください!役立たずで申し訳ないなけれど、子供が自分で生きていけるまで、私が産んだのでそこまで育ててやらないと、今みなしごハッチにするわけにはいかないんです。そのためならなんだってします!見た目がおかしくなろうが、どうであろうが!!!子宮も卵巣もいらない!脳になんかやったら変わるなら頭も開いてもらったっていい!!」

ネ申「わかった(苦笑)ほな10年継続で。
 乙女崎さんは抗がん剤がききにくいタイプの癌で、オペしたときもまだ癌は生きとった。脇のリンパ転移もあった。ホルモン治療が必要ではある。万が一身体の中に散らばった癌が生存していたとして、その可能性にかけて治療を延長しよう。」

夢「ありがとうございます!!!!」

ネ申「リュープリンでさえ長いことやっとったら体が慣れてしもて、違う物質をホルモンの代わりとするように命令が出てしまったりすることもあんねや。だから長くやったらいいというばっかりでもないということもいうとく。」



治療をしていたところで、出てくるときは出てくる。
10年延長したって、10年以内に再発しない保証はない。
副作用もありリスクは色々ある。
継続だけが選択肢として最善でもない。

でも精神的安心感だけを選択した。
そのくらいの理解で留めておく。
決して良い結果になるだけでもないことを理解しつつ、それでも私は弱いので。
すぐに負けてしまう。
精神的に安心感。今日のところはそのためにがんばる。



帰宅してアレコレ久々に調べまくる私。

をみつけて読破。

「リュープリンは2年から5年以内の治療期間。2年と5年の乳がん再発抑制効果を比較したデータが無く、最適な期間はわかりません。」

という部分は、先生も言うてたけど、
海外のデータはあっても日本人のデータが無く、ようやく「5年」の効果があるのでは?とされてきているところならしいので、5年継続が増えてくるだろうな。
先生が私を3~4人目としたのは、あの日の段階でのことで、きっとこのあと続々と5年、5年以上治療した人が増える一方なのかな?!


「リュープリンとアロマシンというお薬を使うと、より乳がん再発抑制効果が高くなるという結果もあります。」

などという部分からは、先生ありがとう!!!という気持ちになった。


そして、先生に「いつまで?」って聞かれたとき、先生の質問の意味合いとは違うのは分かってるんだけど、とてもドキッとしたよ。

私はいつまで生きたら生き抜いたと満足できるんだろう。
そんなことを考えてしまった。

今日が来たら明日も見たい。
人生なんたそんな短いサイクルの連続であり、積み重ねでしかないわけで、
10年生きられたらまた10年後も見たいかなんて、
それはちょっとスパン長すぎ。
今日が来たら明日も。
それが1番自然の欲望で、
それこそが最大の喜び。
いつまで?と聞かれたら、明日も生きていたい。
それに尽きない?ってそんな答えにたどり着いた。

私、知らず知らずに、
130歳まで生きると叫ぶけど、
明日のことしか考えないで生きてる。
そして「いつまで?」の問には「あと10年」と懇願してる。
それはもちろん10年でいいというわけではない。
子供が育ちさえしたらば、
私はイージーモードで日本中を一人で旅するのが夢さ!

旅館に泊まってさ、
お酒と海の幸いただいてさ、
お土産買ってさ、
観光地で顔抜きパネルから顔出した写真を通りすがりの観光客に撮影してもらった写真を絵葉書にしてさ、
お土産とともにどこかでがんばって暮らす子どもたちに送り付けてさ、
「母さん気楽でいいよね」ってイヤミ言われてるのが夢さ!!!

その日まで、今日と明日を繰り返すこと。
そこには夢と希望が沢山あるんだってことに喜びながらがんばるのさ!


身体よ。共に生きてくれ!!!!!