宮崎貞行著「笹目秀和と二人の神仙」 | MAJOLICA

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言葉は詩う如く
動きは舞う如く
想いは祈る如く
如何なるものにも美と調和を見いだし
永久に祝福あれ☆☆☆
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宮﨑貞行氏による、 
『小泉太志命 祓い太刀の世界』『松下松蔵と宇宙の大気』に続く、 
忘れ去られた日本の神人たちを新たに世に出し続ける第三作目は、 
日本のカルマを背負った男と呼ばれた笹目秀和翁です。

中央大学法学部四年の夏、笹目青年は満州旅行をした際に 
白頭山で偉大なリョ・リンライ老師(神仙)と出会います。 

200歳を超えたリョ・リンライ老師は、人の前世、現世、来世までを 
見通す力を持ち、地場の呼吸を調整して、天変地異が起こらぬよう、 
神通力を持った賢人を白頭山まで招き寄せ、養成していました。 

満州語がわからない笹目青年は、テレパシーでリョ・リンライ老師から、 
三千年前の己れの前世を知らされ、さらにこれからの生涯は、 
裏切られ騙され踏みにじられるという苦しみに満ちた人生になるが、 
今世における大きな使命を果たすよう告げられます。 

さらにその苦境から脱出する鍵は、十二年後に会うことになる、 
コンロン山で鶴船を乗りこなす、500歳を越えたシュロ神仙から、 
「太陽の精気を食む離火印」、「月の精気を食む坎下印(リョ神仙から 
授かったのと同じ)、そして「離火印と坎下印を結ぶ坎離印」と 
秘呪を授けられることでした。

いばらの道の三十年を過ごしたのち、耐えられれば成道し、 
次の三十年に幸運が訪れる…。 


壮絶な人生を生き切った笹目秀和翁から、 
そして本書に登場する二人の神仙から、 
私たち現代人は何を学ぶべきなのでしょうか?

 

 

現代人からしたら、にわかには信じがたい神仙の存在ですが、

宮崎先生の人気著書である川面凡児「宇宙の大道へ」の一節には...

川面は、霊界の神仙と語り、遠距離を瞬間に移動するなど不可思議な現象を示し、「役行者の再来か」とも噂されたが、その真骨頂は、仙術よりもっと高い次元にあった。

 

「予言は人を愚かにする」と言って、よほどの事態でなければ公表しようとしなかった。

 

自身は、千里眼、天耳通、幽体離脱など驚くべき霊能を持っていたが、門人たちには、「奇跡を起こす霊能を求めてはならない」といつも諭していた。

 

「それよりも、敬神、崇祖、奉仕の誠を尽くすことの方が大事だ」と説いていた。霊能あるいは超能力と呼ばれる力は、選ばれた特殊な人物に与えられるもので、求めて得られるものではないことをよくわきまえていた。

 

宮崎先生が書かれた著書に出てくる「神人」たちには上記のような共通点があります。

特殊な能力を持って生まれるも、その力は己のために使うのではありません。

ただその能力をひけらかすだけならとても高い次元とは言えないどころか

欲を餌に魔の手があっというまに伸びてくるでしょう。

 

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宮崎貞行先生の過去記事