わかやまけん 作
童心社
わかやまけん先生のおはなしのときに、
参考図書としてあがっていたこの絵本。
こぐまちゃんのペタッとしたいろの塗り方ではなく、
デザイン化された動物は登場しますけど、
水彩かな? やわらかいタッチで塗られたイラストです。
表紙のペンギンも含め、ライオンにサルにカバなどなど、
たくさんの動物が登場します。
動物園にいる動物のイメージでしょうかね?
食べてるものが野生っぽくないので、
そんな印象をもちました。
最後に男の子と女の子が大きな口をあけて、
スプーンで食事をしているシーンになるんですけど、
すごく一生懸命食べてる感じなの。
そうよねえ。
ほんと、あの人たち、食べてる時、
すごく一生懸命。
目なんてね、黒い点々があるだけなのに、
たしかにこういう顔して、一生懸命、口に運ぶよねえ、
って見ちゃいました。
画面下に入るテキストも
リズムよく読み進められる絵本でしたよ。
難点といえば、
当時は「しろくま」でもよかったんでしょうけど、
今は「しろくま」ではなく
「ほっきょくぐま」と書くそうですよ。
「しろくま」だと
茶色の毛色のくまさんたちのアルビノ???
っていう風に思われちゃうから、だとか。
絵本ってその時代をうつしますね。
1983年にだされたこの絵本。
それでもやっぱり、今の子どもさんたちも、
こういう目して口開けると思います(笑)
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