加藤休ミ 作
講談社
6月のクラブハウスでの
テーマは市場、マーケットだったのね。
そのときに候補に上げていたこの絵本。
主人公の男の子の服装をみると、
寒そうなので、
本当は冬に紹介する方がいいのかもしれません。
ひらめもオコゼもスズキも、
たくさんいろんな魚が登場するんですけど、
そのおさかなの表情がいいのよ。
そうそう、この魚ってこういう顔してるって
なりました(笑)
加藤先生、うしろの奥付をみると、
東京魚市場卸協同組合ってクレジットが入っているので、
通われたんだと思いますけど、
お魚、まるのまま大きいのを買って、
スケッチしたんでしょうねえ。
すごい迫力がありますよ。
魚だけじゃなく、貝もたくさん登場するのね。
この絵本の中で
タイラギっていうのがでてるの。
タイラギってなかなか、食べないよねえ。
先日、スーパーのおさしみコーナーで、
貝ずくし盛り合わせっていうのがあって、
そこにタイラギが入ってて、
へえ、めずらしいなあ、
なんて思っていたところでした。
今は、丸魚に出会うチャンスってなかなかないし、
食べているのに、元の姿をしらないものがいっぱい。
こういう絵本の中で出会うっていうのも、
いいのかもねえ、
なんて思いながら見てましたよ。
職場の相談でも、
お魚が体にはいいってわかってはいても、
今の保護者さんは忙しいし、
一匹まるまるを買ってきて、さばくところから、
なんてとてもする時間がないし、
切り身を買ってきても、
焼くくらいしかできないし、
グリルは後始末が大変だから使いたくないし、
となかなか、お魚が食卓にあげられない、
子どもさんと一緒に食べやすい
お魚の種類、調理方法などを聞かれることがあります。
市場の雰囲気を楽しみながら、
見られる絵本ですよ(*^^*)