小西貴士 写真 福音館書店 |
以前、高畠先生の「みて!」をご紹介したのですが、
今日は、さらに繰り返している
「みてみて!」。
子どもが2回繰り返している「みてみて!」ですからね、
よっぽど見てほしいんですね
そして、どっちの絵本にも「!」がついてます。
ただ、「みて」ほしいわけじゃないです。
「!」
がついちゃうくらい、みてほしいわけ。
ほんと、こういう感じよねえ。
子どもっていう人たち。
こちらの絵本は、
子どもの手に乗っかっているいろんな自然の世界にあるものを
撮しています。
虫でも卵でもなんでも。
とある保育士さんに見せたところ、
「この手の爪の中まで黒い感じがいいですよねえ」
って対象より、子どもの手にモエモエしているわけです。
うふふ。
うきょうもその撮影された自然物も気になるけど、
その子どもの手も気になってました
そして、ラストページに掲載されている谷川先生の詩は、
この手の持ち主たちが感じているだろうなあっていう言葉。
う、っふっふっふ。
にまーってしてきます。
うきょうはすっかり歳を重ねて、おとなになりました。
さすがにこんなになるほど、手を汚して、
自然の感触を感じるチャンスはなかなかないです。
でもね、写真観ると、子どものときに土にさわったときの
冷たさとかね、
反対に冬の地面を掘り上げたり、大きな石をどけたときの、
モワッと感じる地熱のあたたかさを思い出します。
ただねえ、これ、いい絵本なんですけど、
どこで使うかなあ……。
うきょうはおとなに向けたおはなし会が多いんですけど、
もうひとり、別の保育士さんに見せたところ、
「あーっっ 気持ち悪い。こういうのダメなんですよ」。
「このページもダメ、あ、こういうのもダメ」
そうなのよねえ。
こういう反応の方が多くなっちゃうのよねえ。
残念。
あ、こういう反応がダメなわけじゃないですよ。
おとな、ですから、いろんな経験や体験があって、
こうなるわけです。
こういう保育士さんもいるから、
保護者さまたちの、
「だんごむしとかポケットに入ってて、ちょー気持ち悪いんですけどーっ」
っていう声に多いに共感できるわけです。
「だよねーっっ」って。
だから、そういうのもOKなんですが、
ほら、おはなし会に楽しみに来ているのに、
わざわざ、不快にならなくてもいいじゃない?
だから、つかいにくいっていうだけですからね
というわけで、
この絵本はつかいませんが、
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