20卒業公演『辞す・とんでやるもん』 前編 | こじにずむ日記

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千葉大学演劇部 劇団個人主義のブログです
公演情報や日々の稽古の様子などを公開しています                 

 

 劇団個人主義というものが、こじにずむ日記というものを始めたのが2004年。

ちょうど20年前になります。まだ私が中華料理と出会ううんと前です。

その20年前から多くの劇団員が、自分、劇団、演劇の魅力をブログで表現しようとしてきました。

このためのアプローチは大きく五つに分類できるように思います。

 

……思うだけで、

じゃあその五つとはこうであるだとか、

そのうちのひとつがどうであるかとか、

フリーライターのフリーは蚤の市だとか

述べるつもりはありません。

 

思っていることは必ず表現にのせないといけないわけではない

しかし思っていることというのは必ず表現にのってしまう

 

そんな、マルチ、パラレル、ダブル、シングル。

屈託のない言葉たちと 五つのアプローチでお送りするブログ

前編 スタートです。:@↓

 

 

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こんばんは。

 

千葉大学演劇部 劇団個人主義 2020年度入学生卒業公演 『辞す・飛んでやるもん』 作・演出

と書いて相沢と読みます。相沢です

 

以前のブログで「これが最後じゃ」みたいなことを書いた気がしますが、残念ながらお久しぶりです。

 

自分で生んだ脚本にての公演は初となります。

過去に作家さんの書いた脚本の演出をした際など、お客様アンケートにて、話の構成について厳しいご意見いただくことがあり

その度に「知らん。八重野統摩読んどけ」とふつふつしていたものです。

ですので、今回ばかりはお話についてのご意見もしっかり受け止めるつもりです。好きにしてください。

 

 

 

 

このブログのタイトルの話をしていきましょう。

「前編」ですね。

卒業公演に際したブログのタイトルとしては、ミスマッチだと思っています。

卒業は物事終わることの代表といっても過言じゃありません。

小学校は6年で終わり、中学は3年で終わり、普通科高校も3年で終わり、大学も、まあ、終わるじゃないですか。何年かで。

違和感ないでしょ。卒業を「終わり」と言い換えるの。

 

一方、前編には、後編が続くであろうし、始まりのイメージがあります。

邦画で言えば、『ソロモンの偽証』は前編で事件が始まり、後編で裁判。

『SPEC結』は前篇『漸ノ篇』で、えっと、どんなんだったかな。

あと、あの!実写版『ジョジョの奇妙な冒険DU』は……あれは第一章か。でも二章ってやりましたっけ?え?

 

 

 

話を戻して、まあ少なくとも「前編」と聞いて続きが彷彿させられないことがないんですね。

(”彷彿とさせられない”という表現を初めて使い、意外といけるなあと思っている)

 

 

 

さてここで

ははーん。わかったぞ相沢と

お前は終わりの「卒業」に始まりの「前編」をぶつけて

「卒業」の門出感を押し出す。GURADUATION

そんでもって卒業とは新たなる道の始まりです!メデタイ!みたいなことを言いたいんだな‼

お思いでしょう?

 

言いたくありません。そんなアイドルの言い訳みたいなこと

 

卒業はどうあっても終わりです

卒業後に未来があったとしても、それはここでない何処かでの出来事であって

ここでの物語は、ここでの私は、ちゃんと終わるのです。

 

来週には故郷に帰るでしょう、

再来週には名簿から名が消え、

再々来週には誰もが私のことなど忘れている。

それって、私がどこで何をしていようと、終わりじゃないですか?なんか。

 

 

だから、しっかり終わらせます。

書き終えた脚本と、やり終えた演劇で。

しっかり終わらせる。

火と、ご卒業に、後始末がかかせない。

 

 

以下、公演情報です。 

劇団個人主義 2020年度入学生卒業公演
『辞す・飛んでやるもん』 
会場:両国BEAR
公演日程
・2/24(土) 開演13:30(開場13:00)
・2/24(土) 開演18:30(開場18:00)
・2/25(日) 開演11:00(開場10:30)
・2/25(日) 開演14:30(開場14:00)

※本公演は当日観劇のみとなります。ご来場には予約が必要です。 

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※会場の席数の関係上、予定より早く締め切る場合がございます。観劇をご希望の方はお早めにお申し込みください。 
 


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私の終わり

見届けてくださいね。