こんにちは、鈴見結貴(すずみゆうき)です!
以前に参加した劇で、練習中かな〜り恥ずかしい失敗をしてしまったことがありました。今年2026年6月のこと、劇団遊陽という団体にて公演に参加しました。僕は役者の1人で、最終盤に死体として登場するシーンのある役でした。
で、その劇の練習として、暗転中の動きを確認することがありまして。シーンとしては大勢の登場人物が集まって宴会をするというもので、暗転中に大量の食器や椅子を動かさなければなりません。こまごまとした小道具・舞台美術を暗い中でも確実に配置するべく、しっかり練習する必要があったわけですね。結構難しい動きだったと思うのですが、みんな何とかやり切って、たくさんの酒瓶や食器皿を人々が囲む、楽しげな宴会が始まりました。……床に僕の死体さえなければ。
何が起きたかというと、僕が場面を間違えてしまったんですね。みんなが宴会シーンに向けた場面転換を練習している中、僕だけ自分の死体登場シーンをやるのだと思い込んで、舞台上に寝っ転がってしまいました。指示を聞け。
結果として、大勢の人が死体を肴に酒を酌み交わすという、とてつもなく猟奇的なシーンが完成してしまいました。明かりが点いた瞬間、その場にいた全員がどよめいたのをよく覚えています。「殺人事件!?」という声が上がっていました。
僕は死体として目をつむって倒れていたので、(なんか騒がしいな、こっちは死んでるんだぞ)と心の中でぼやきながら起き上がりました。たくさんの役者が僕を囲んで、驚愕の表情でこちらを見下ろしていました。本当に死んでやりたい気分になりました。
ここまでなら単なる失敗談なのですが、振り返って考えてみたとき、(これ、脚本のネタとして使えるのでは?)という思いつきが。「本来死ぬはずのない役者が、暗転後に死体として現れてしまったら。その役者が実際に死亡してしまっていたら……」という設定から始まるミステリー。うん、面白そうな気がする……。そういうわけで、しばらく前からそういう話のアイデアを溜めていて、いつか台本として書けたらなあと思っています。頑張るぞ。
さて、今回の公演『戯曲のおわりに』の主人公もまた、脚本家を自称しています。彼のもとに突如現れた、未来のすべての出来事が書かれた脚本。それを手にしたことをきっかけに、脚本家は不思議な事件に巻き込まれることになり……?
早稲田大学の劇団さんの公演が原作で、僕も実際に観劇したのですが、これが本当に良くて。役者さんも舞台作りも凄くレベルが高いし、何より本が面白い!一緒に行った友人が台本決めの際にこれを投げたところ、最終的に選ばれてしまいました。面白かったもんね。
ただやはり、観て楽しかったものを自分達でやって面白くなるかは僕とみんなの頑張り次第……。正直プレッシャーも大きい……ですが、本の良さを何とか引き出そうと日々稽古に臨んでいます。当たり前ですが役者もスタッフも原作とは全く違う人なので、再現しきれない部分も大きいけれど、その分あの日見た劇とは違った面白さを出せればいいな。
最後に、8月の豪雨で僕が死ぬ気で通った場所の写真を載せておきます。当時道も畑も完全に水没して、膝上まで道路に水が溜まっていました。こんな道半ばでは死にたくはないものです……。
『戯曲のおわりに』
【脚本】ぴぐもん2(ぴぐもん2)
【演出】鈴見結貴
【日時】2026年9月20日(日) 11:00/14:30開演
※開場は開演の30分前を予定しています。
【会場】両国BEAR(JR両国駅より徒歩10分)
【料金】 フリーカンパ制
予約はこちらから↓
※ご来場には事前の予約が必要です。





