令和4年度調剤報酬改定 | 漢方薬局と調剤薬局を経営する☆国際中医師・小島 晃の社長ブログ

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静岡県沼津市で漢方薬局1店舗と調剤薬局7店舗を経営する、国際中医師で薬剤師の小島 晃が、漢方医学の知見や日々の出来事を紹介をするブログです。

皆さん、こんにちは。

 

先月に令和4年度調剤報酬改定の内容が発表されました。

調剤報酬の改定は2年毎に行われますが、私たち薬局経営者にとって一番緊張する時期です。

 

今回の改定の率直な印象は、将来の薬局像を見据えながらも、大手から中小薬局までいろいろな方面に配慮されており、誠実に薬局業務を行った上で地域医療に積極的に貢献している薬局はきちんと評価された内容になっていると思います。

 

調剤料と薬剤服用歴管理指導料が薬剤調整料・調剤管理料・服薬管理指導料に分かれましたが、これは以前からの流れである対人業務と対物業務を分けて評価することが明確になったと思われます。

また、地域支援体制加算が1~4に増えましたが、弊社は全店舗で地域支援体制加算を取得でき、3店舗では加算2を取得できる見通しです。

この加算の取得には相応の努力が必要ですが、引き続き社員教育を充実させ、患者サービスを向上させていきたいと思っています。

 

基本料も含めて少し仕組みが複雑になったので、改定後の正確な試算が難しいですが、弊社にとっては悪くない改定となりました。

 

今後も一元的服薬指導、在宅訪問指導、漢方相談の3本柱を充実させ、更なるICT化も進めて、地域医療に不可欠な薬局グループになれるように精進していきたいと思っております。