漢方薬局と調剤薬局を経営する☆国際中医師・小島 晃の社長ブログ

漢方薬局と調剤薬局を経営する☆国際中医師・小島 晃の社長ブログ

静岡県沼津市で漢方薬局1店舗と調剤薬局7店舗を経営する、国際中医師で薬剤師の小島 晃が、漢方医学の知見や日々の出来事を紹介をするブログです。

皆さん、こんにちは。

 

新型コロナはまだ収束が見えませんが、当初の未知のウイルスという状況は解消されてきています。安心のためにはワクチンの開発が待たれますが、アビガンやアクテムラなどの治療薬も保険適応が近づいており、治療法も確立されつつありますね。

 

先月の12日~16日に不妊症の講演と観光を兼ねて北海道に行ってきました。北海道は私の生まれ故郷で3歳まで過ごし、小学生の頃は毎年母方の実家に帰省をしていました。ですから、懐かしい思い出がたくさんあります。

おかげさまで講演も無事に終わり、その後の2日間は札幌を起点に積丹、小樽、旭川、富良野、美瑛などをレンタカーで巡りました。観光では旭川の神居古潭と美瑛の白金青い池がとても素晴らしかったです。グルメも札幌ラーメン、ジンギスカン、うに丼、海鮮、スープカレー、チーズケーキなど北海道の名物を堪能しました。本当に良いリフレッシュになりました。

 

 

さて、新型コロナの話に戻りますが、新型コロナは約8割の人は感染しても無症状或は軽症といわれています。インフルエンザもやはり流行していても感染しない方も多くいます。この違いは何かというと、やはり免疫力の強弱に行きつきます。感染症の免疫力というと多くの方はワクチンと関係が深い抗体の有無をイメージすると思いますが、免疫は抗体のような獲得免疫だけでなく、NK細胞などの自然免疫も大きな役割を持っています。また、交差免疫という概念も分かっております。抗体が無くても発症していない方は多くいるので、抗体だけでなく総合的に免疫を高めることが大切になります。

漢方医学では古くより「正気存内、邪不可干」と言われており、正気=免疫力が高ければウイルスなどの邪気に罹らない、という考え方があります。他人に感染させないためには飛沫を飛ばさないマナーやエチケットが大切ですが、自分を守るためには免疫力の強化が最も重要だと思います。

皆さんも免疫力を高めて、寒い季節を乗り切りましょう!

 

 

 

皆さん、こんにちは。

 

新型コロナの感染がなかなか収まらず、落ち着かない日々が続きますね。

感染者は増えていますが、日本においては重症者や死者数はそれほど増えていないようですね。

新型コロナについては必要以上に恐れ過ぎず、正しい知識の下で感染予防を行い、コロナと共存していくしかないと思っています。

 

さて、先月に妊活専門サイトを立ち上げました。これまで約700名の方が当店の漢方薬を服用して妊娠しましたが、その経験をまとめてサイトになります。

 

https://ninkatsu.kanpodou.com/

 

不妊症の原因や妊活に効果的な周期療法の説明、妊娠中や産後の漢方薬、男性不妊、そしてお客様の喜びの声と盛りだくさんの内容になっています。漢方薬は妊娠しやすい体質作りに非常に効果的ですが、個々の体質に合わせてオーダーメイドで調合することでより効果が上がります。

基本的にはご来店して頂き、体質チェック表など様々な問診を行って漢方薬を調合しますが、昨今の状況を考慮してメールで相談してから漢方薬を郵送することも行っています。

 

妊活でお悩みの方はまずは「妊活漢方」サイトをご覧ください。ご来店、メール相談ともに受け付けております。

 

皆さん、こんにちは。

 

4月11日に新型コロナの中国での漢方治療に関するWEB研修会がありました。

中国と日本の漢方専門家700人以上をZOOMで繋ぐ大規模な研修会でした。

武漢で新型コロナの中医治療を実践している、天津中医薬大学学長の張 伯礼院士による2時間以上にわたる内容の濃い講演がありました。

 

張 伯礼院士によると、武漢では中医学の治療を行った方と行わなかった方で重症化率に優位の差があったそうです。また、中医学の治療を行った方は再発(検査で陰性になった方が陽性に戻る)した方が一人もいなかったそうです。

中医学の治療は本来個々の体質に合わせて弁証論治することが基本ですが、今回の武漢では患者があまりにも多く、軽症・普通型→重症→重篤→回復期の4段階のパターンを決めて処方したそうです。その中でも6種類の中成薬(漢方薬)が効果があったと報告していただきました。

さらに興味深いことは武漢で新型コロナの治療を行った中医学の専門家は約5000人いたそうですが、免疫力を高める益気養陰・抗疲労の漢方薬を服用したためか、新型コロナの感染者がいなかったそうです。(益気養陰・抗疲労の漢方薬が効いたかは証明できませんが、効果があった可能性があると思います)

 

さて、新型コロナは中医学では”湿毒疫”と考えるそうです。湿毒は寒化する場合と熱化する場合がありますが、今回の新型コロナは熱化が多いそうです。つまり、”湿熱毒”になる場合が多く、これは中医学では「傷寒」ではなく「温病」に属すことになります。日本の保険診療の漢方薬は「傷寒」に対応したものは多いですが、残念ながら「温病」に対応するものはほとんどありません。漢方薬局では銀翹散や藿香・馬鞭草・板藍根を含む漢方製剤など「温病」に対応する漢方薬があります。

今回効果があった6種類の中成薬(連花清瘟膠膏・金花清感顆粒・血必浄・清肺排毒湯・化湿排毒方・宣肺排毒方)も清熱利湿・解毒の生薬が多く含まれる処方です。上記中成薬は日本では許可されていないので入手できませんが、中医学に詳しい漢方薬局でしたら同じ処方意図を持つ漢方薬を調合することができます。

 

新型コロナは様々な情報が入り混じって、致死率についても信用できるデータが不明です。日本では死者数は諸外国に比べて非常に少ないですが、肺炎で亡くなった方の全てにPCR検査をしているわけではないので実数は不明ではないかと思います。

感染については風邪やインフルエンザ同様に止めることが難しいので、人込みを避ける、手洗い、うがい、消毒などで予防することが大切です。感染した場合は重傷者以外は隔離待機するしかないのですが、上記のように漢方薬局で調合した漢方薬は予防や初期治療に効果的です。武漢では重症者にも致死率の低下に非常に有効だったそうですが、日本の保険医療では難しいと思います。

 

小島薬局では手洗い・うがいの徹底、セイバーZの散布や消毒剤による殺菌・清掃、スタッフのマスク着用、感染疑いの方の店外での服薬指導(ケースによっては電話相談と郵送)などの対策を行い、通常営業を続けています。

私も漢方薬を服用して免疫力を高めて、漢方相談と社長業を両立させてがんばっています。

今は忍耐が必要な時期ですが、「明けない夜はない」と言われますので、希望をもって過ごしましょう。

皆さん、こんにちは。

 

新型コロナウイルスの収束が見えない日々が続き、私たち薬局業界や漢方業界のイベントや研修会も中止や延期が続いています。

例年この時期は薬学生の就職イベントや企業説明会などで多くの薬学生の方と接していますが、今年はそのような機会が少なく困っております。それでも弊社ホームページやマイナビなどをみて連絡をくれる薬学生もおり、今週も採用を含めて会社見学に来てくれる薬学生とお話しさせて頂きます。弊社にご興味がある方はぜひ薬局見学に来てください。

 

https://kojimayakkyoku.com/%E8%96%AC%E5%89%A4%E5%B8%AB%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%83%85%E5%A0%B1

 

新型コロナウイルスに関しては、中国の漢方医師からも様々な治療法や予防法が報告されています。予防法としては肺脾の気を高めること、胃腸を整えて湿を除くことが多く報告されています。発症して高熱や咳が出た場合は胃腸を整えて湿を除くこと、肺を潤し清熱解毒することが治療のポイントのようです。

多くの方はどのような漢方薬が効果があるか知りたい方が多いようですが、発症した後の症状は個人差があるため一概には言えなうところがあります。漢方医学のプロに相談すれば、上記の原則を参考にして個々の症状に合わせて漢方薬を調合することができます。

予防法としては黄耆、藿香、板藍根、霊芝などを含む漢方薬や健康食品をお茶や顆粒で服用すると効果的です。

 

さて、前回のコラムで漢方のプロでもツアープロとレッスンプロではレベルが違うという話をしました。日本では漢方(中医学)の大学や資格はありませんが、中国の世界中医薬学会連合会が主催して国際中医師(国際中医専門員)試験を世界各地で行っています。

国際中医師試験はいわばプロテストのようなものです。プロテストに受かってもツアープロとして通用するためにはかなりの研鑽と経験が必要になります。

ツアープロになるためには様々な古典を学ぶ必要があり、有名なところでは「黄帝内経」「傷寒論」「金匱要略」などがあります。一般には知られていませんが、私は「中医各家学説」も非常に重要だと思っています。以前は日本語に翻訳されたものがなく中文で読むしかなかったのですが、現在は日本語に翻訳された著書が2冊あります。

 

 

「中医各家学説(燎原書店)」は中国の教科書を純粋に翻訳した著書で、「中医伝統流派の系譜(東洋学術出版社)」は著者の黄煌先生の独自の分類になっています。それぞれ特徴が異なりますが、ツアープロレベルになるためには必読の書といってよいと思います。

「中医各家学説」の中国語の著書は多くありますので、何冊か入手して読むことができればより理解が深まると思います。

 

 

 

 

 

皆さん、こんにちは。

 

気まぐれ更新で恐縮ですが、今年もよろしくお願いいたします。

 

さて、私は小島薬局で漢方相談を26歳で始めて今年で26年目になります。

私は様々な事情で中国の中医薬大学に留学はできませんでしたが、北京中医薬大学日本校(現日本中医学院)やイスクラ中医薬研修塾などで中医学を学び、その後20回以上中国へ短期留学や研修を行ってきました。私のように基本から中医学を学んで、漢方相談を実践し続けている専門家は日本では非常に少ないと思います。

 

私が若いころは現在のようにネットが発達しておらず中国の中医学情報に非常に惹かれた時代でした。当時の私は中国の中医師と同じレベルまで腕を上げたいと強く思いました。

中国語の書籍を読み、寇華勝先生という日本在住では最高レベルの中医師に師事しました。寇華勝先生は一時体調を崩しましたが、現在も月に1回当店で漢方相談を行って頂きいろいろ教えを受けています。

 

さて、現在はネットで様々な情報が入り、中医学の情報も以前よりは入手しやすくなりました。

漢方薬を扱う医師は以前より増えているようで、健康保険での漢方薬の使用量は増えています。また、若い薬剤師も漢方薬や中医学に興味を持つ方が増えているように感じます。

お客様も様々な情報を持っている方が多いのですが、玉石混交で誤った知識を正しいと思い込んでいる方も時に見受けられます。漢方薬や中医学を身近に感じて頂くことは嬉しいのですが、一方で誤った情報を信じてしまうことも危ういと感じることがあります。

 

これは漢方や中医学を実践する専門家が以前より増えてきた分レベルにバラつきが大きくなったことやSNSなどで自由に情報をアップできることも影響していると思います。

 

閑話休題。

 

私は趣味でゴルフを薬学生時代から行っていますが、ゴルフ界も当時と今ではだいぶ違いがあります。現在はレッスンプロが増えていて、ライザップゴルフなど科学的な分析をアマチュアでも享受できるようになってきました。レッスンプロの知識も増えてきており、ツアープロよりも教え方が上手いカリスマ的なレッスンプロもいるようです。では、カリスマ的なレッスンプロがツアープロよりもゴルフが上手いかといえばそのような事はなく、やはりツアープロはゴルフの次元が異なります。

 

私の漢方相談の流儀としては、レッスンプロではなくトップレベルのツアープロを目指して常に高みを追求することです。

 

漢方治療の本質にかかわる部分はネットの情報や書籍だけでは限界があり、やはり常に中国などで学び、漢方相談の実践を継続することでしか磨くことができません。今後も漢方相談を通じて多くの方のお悩みを解決できるように研鑽を積んでいきたいと思っています。