連携小説「さやか編」 -5ページ目

第4話「今日から授業」

今日から授業始まるのに、

昨日の事が頭から離れなくて全然寝れなかったなぁ~。

何か寝て起きたら全てが夢になりそうで怖くて寝れなかった…

学校の最寄り駅に付いて改札を出ると…

えっ…

ウチの学校の制服で自転車に跨ってる男の子はもしかして、田中君?!


そんな訳ないよね。

そう思いながらも少し期待しながら近付くと田中君がいた。…

田中君「おはよう。水野さん」

田中君じゃん!!


何で駅にいるの?


しかも、自転車なのに…

さやか「おはよう、田中君。誰か待ってるの?


多分クラスメートでも待ってるんだろうなぁ。


田中君と待ち合わせ出来るなんていいな。


いつか、私も…

田中君「うん、水野さんを待ってたけど…迷惑だった?」

え~っ?!

私を待ってたの?


約束なんてしてなかったのに何でっ…?

さやか「そんな冗談ばっかり。

でも、本当だったらかなり嬉しいな。

田中君「冗談なんかじゃないよ。昨日、水野さんコレを落として帰ったから…」

そう言って田中君は私のハンカチを鞄から出した。

さやか「学校で渡してくれたら良かったのに、わざわざありがとう。


田中君って、なんて優しいんだろう。

でも、私だけじゃなくみんなに優しいんだろうなぁ~。


田中君と同じクラスの女子はいいなっ。

私も同じクラスだったら張り切って、

学級委員でもなんでもするのに・・


さやかじゃ、学校でね。


こんなに田中君と話せるなんて思ってなかったから

本当に嬉しいんだけど・・


でも、授業が始まったらそういう訳にもいかないよね…。


田中君「もし、嫌じゃなかったら…

学校まで一緒に行かない??後ろ乗せるよ。」


えー!!!


何でっ…?!


もしかしてその為に待っててくれたとか??


そんな訳ないよね。

でも、願ってもない事じゃん。


このまま学校に行くってことは、

田中君と仲良くなるチャンスだわ。


さやか「うん、いいよ。


そう言って私は照れながらも

田中君の自転車の後ろに乗って学校に向かった。


学校までは歩いてもそんなに時間はかからないから、すぐに着いてしまった。


麻美「おはよう、さやか。

朝から彼氏と登校なんてラブラブだね~??笑」


さやか「彼氏じゃないよ。友達、友達。


田中君と私って彼氏・彼女に見えるのかなぁ??

でも、きっと田中君は迷惑してるんだろうな・・


麻美「そうなの??でも、いい感じじゃん。」


さやか「麻美がそんな事、言ったら田中君に迷惑だよ。


本当、いい感じだったらいいんだけどね・・


麻美「ごめん、ごめん。気にしないで~。あっ、夏樹おはよう~」


変な事を言うだけ言って麻美の奴、逃げたな・・


さやか「ごめんね、気分悪くしてない??


普通、初対面の人にあんな事を言われたら気分悪いよね。


これで、私の恋も終わっちゃったかな…


田中君「全然、気にしてないから謝らないで。」


あー、田中君なんて優しいんだろう。


キーン・コーン・カーン・コーン


チャイムの音が聞こえ急いで教室に入ったが、

担任の田代先生はまだ来てなかった。


よかったぁ。

入学早々遅刻だなんてありえないもんね。

自分の席につき辺りを見渡すと大体が席に座っている。


あっ、あの人。昨日ぶつかっちゃった人だ…


やっぱり同じクラスだったんだぁ。


一応、謝ってて正解だなぁ。


あー、こっち向いたよ。

見てたの気づいてるよね・・


一応、もう一回謝っとこうかな。


でも、あんまり喋る気しないなぁ。


てか、この人誰?

名前知らないんだけど・・


そりゃ、昨日自己紹介したばっかりだけど、

そんなすぐにクラス全員の名前覚えれる訳ないし・・



やっぱり、A組がよかったなぁ。

せめて、学級委員はまともな人でありますように・・


担任の田代先生が来て朝のHRが始まった。


連絡事項を何個か言い終え、最後に…


田代先生「今日の放課後までに、学級委員を決めておく事~。」


クラスの大半「えー!!無理だって!!」


田代先生「決まらない場合は先生が指名するからそのつもりで。」


えっ・・??


昨日の今日で学級委員を決めるなんて無理でしょ??


田代先生は、何考えてるんだろう。


田代先生「一応、先生は男子が瀬尾

女子が水野がいいと思ってるが、みんなの1-Bだからみんなで決めてくれ。」


そういうと先生は笑顔で教室を出たが・・


瀬尾って誰なの?

みんな、昨日ぶつかった人の方見てるけど、

もしかしてあの人なのかな…??