セイタカシギ | koikalの自然観察日記   

koikalの自然観察日記   

  野鳥観察日記

伊良湖岬でのタカの渡り観察を終えて、帰り路三河一色のシギチを見て

帰ることにした。内陸の水田に20羽のセイタカシギ・イソシギ・アカアシシギ・

ケリが見られた。セイタカシギは幼鳥もいた。


12160      12166


セイタカシギ {セイタカシギ科}

大きさは32cm、嘴はまっすぐで、長くて細い。足は赤く非常に長い。

♂の夏羽では頭上から後頸は黒く、体の上面は緑色光沢のある黒

で残りは白い。嘴は黒い。冬羽では頭部の黒色部は淡くなる。


12170       12175


♀は背や翼に褐色味があり、頭部は白い。



12180      12188

旅鳥として渡来するが、少数は局地的に繁殖したり、越冬するものも

ある。水田、蓮田、入り江などに住むが、数は少ない。

今年三重県で繁殖[2組ヒナ8羽]が確認されている。
12189      12192


われわれに気づいたのか、ほかに何かあったのか、幼鳥を親が守って

足早に隠れようとしたところを写した。ビデオだったら動きがよくわかる

のですが。


12225


集団で固まっているところ。




イソシギ {シギ科}


12208


大きさ20cm、頭上から体の上面が灰黒褐色で、細い軸斑とそれに

交差する黒い横斑がある。飛翔時には翼に明瞭な白帯が出る。

眉斑は白く、顔から胸には白地に灰褐色の縦斑が密にある。

腹部の白色が、翼の付け根の前で上にくいこんでいる。足は黄褐色。


12209

北海道・本州・九州の河原や湖沼はんの草地で繁殖し、秋、冬

には海岸の岩場、防波堤などにもいる。



アカアシシギ

セイタカシギの中にアカアシシギも2羽まじっていた。


12216

 左 アカアシシギ 右セイタカシギ



12218

大きさ27.5cm、嘴は先が黒くて基部が赤く、足は赤い。


12219

北海道東部の湿原て゛繁殖、旅鳥として干潟、入り江、水田などに

渡来するが多くはない。


12221