アルゼンチンタンゴに魅せられ、2年前に単身でブエノスアイレスに渡った友人の折田かおりちゃん。
人生は一度きりだから好きなことを!と、それまでのキャリアを捨て、旅経ちました。
何から話したらいいかわからないくらい、彼女の経験談はシェアしたいことだらけです。
こちらの本でもかおりちゃんのことは取り上げられています。
![]() |
いきたい場所で生きる 僕らの時代の移住地図
Amazon |
今日はその一部をかいつまんでお話します。
皆さんのお役に立てればと思っています。
かおりちゃんは、現在37歳、旅経つときは35歳。
日本で一般的にいうと、いい歳です。
貯金もほとんど無しで旅経ちました。
彼女が現地でやったことは、本当に多彩です。
日本語教師、日本食レストラン、モデル、ドラマ出演などなど。
2015年6月アルゼンチンに渡り、Sandra Luna氏に師事。 第24回Hugo del Carril Tango コンクール歌唱部門予選通過。 ブエノスアイレスのタンゴ愛好者が集うBarやMilongaで歌い、本場のTangoを追求。 ユネスコ無形文化遺産であるTangoを保護する目的の下創設されたPolo Bandoneón にてタンゴ歌唱を専攻。 El arranque ディレクター、IgnacioVarchausky氏によるタンゴ音楽講座受講。 2017年1月〜3月、NYにてラテングラミー賞受賞アーティストFernando Otero と共演。 他、音楽雑誌「ラティーナ」で世界のタンゴ音楽記事を執筆。
(プロフィールお借りしました)
これだけのこと、お金がなかったら、できない!って最初に決めつけませんか?
でもね、彼女はできたんです。
実際は、お金はかかっていますよ。
でも、 大切な人たちに助けてもらったり 、思いがけず仕事の依頼があったり、ひょんなことからお金が舞い込んで来て、結局どうにかなったんです。
私は、彼女がアルゼンチンにいる間に連絡も取り合っていたし、お金事情も知っているので、事実です(笑)
お金って面白いもので、所有していると手放すのに恐れが出てきます。
でも一度0になってみたら、お金はみんなでシェアしている感覚が生まれてくるんだと思います。
かおりちゃんには、その感覚が根付いています。
面白かった話が。。
N.Y滞在中にマンハッタンに出かけていて、5ドル手元にあったから(財布はもっていなかったそうです)
カフェでお茶を飲んだんです。
さて、帰ろうと思ったら、チャージしていると思っていたICカードに残金がなかった。
どうしたと思います?
その日彼女は日本でお世話になった友人達へのお土産を買っていました。
地下鉄の駅で、道行く人に声をかけ、そのどれか一つを切符代としてお金と交換してくれませんか? って聞いたそうなんです。
アルゼンチンなら事情を話せば快くICカードで他人の分まで払ってくれるけど、 NYの人はやってくれないだろうな…。 と思った末の苦肉の策。
そんなことを尋ねる彼女に怪訝な顔をして通り過ぎていく、ニューヨーカーに面食らったそうです
ってか、私はそんなことしたかおりちゃんに面食らったけど(笑)
彼女は、ラティーノだったらきっと大丈夫と思い、また同じことを尋ねると、「品物はいらない。
自分のICカード通すから、一緒に改札を通っていいよ」と言われ、なんとか帰宅できたそうです。
日本でやったらどうなるかね?(笑)
皆優しいから、おそらく助けてくれるけれど、あまり見ない光景ですよね。
お金って0でもやっぱりどうにかなるのです。
この考えがあるのと、ないのでは、毎日の選択肢が変わってくるだろうし、
行動も違ったものになると思います。
お金って面白いなと改めて思った話でした。
そんなかおりちゃん、とりあえず今週日曜日さっそくステージに立つそうです。
場所 ダイニング・イベントスペース 「ティエンポ・ホール」
詳細はこちら↓
かおりちゃんの海外どM生活や、恋愛、ラテン文化事情、そしてみんな大好き、お金の話なんかも
きける機会を今度作りたいなと思っています。
聞きたい方いますか?
そんな訳で、物を所有するより、経験と知識、人脈の所有がこれからの時代はさらに重要になりそうだな
と思いました。