決して自転車が酔っぱらっているわけではないのですが
こんな姿を見ると 自分の昔を思い出してしまうのです
昔々ボクがまだ現役の頃
会社から真っすぐ帰った記憶がありません
ボクの家と会社の距離は直線で300mくらいしかありませんでした
だからワザワザ遠回りして帰っていたという事になります
会社の近くに「北仙台浅草」という呑み屋横丁があって(今もありますが)
各人入る店が決まっていました 当然お席もだいたい決まっていて
当然呑む酒も量もツマミもだいたい決まっていました
店のママ(ばば)は定量になると「はい 今日は終わりよ」と声を掛けます
だれも金を払いもせずに帰って行きます
不思議なのは 仲間どおしで呑んでも何にも言いません
給料日が来ると請求書を渡されます そして誰も文句を言いません
その店から真っすぐ(?)帰ればあまり問題はないのですが
そうはいかないのが酔っぱらい
小さな気が程よく大きくなって午前様
写真の自転車のような状態になり
記憶が飛び 帰巣本能だけで家に辿り着くのでした
古き良き時代のバカバカしいアフターファイブでした
これも昭和気質なのでしょうか。