「北山五山の裏を行く」
北山五山と言えば、北仙台から北山にかけて並んでいる禅寺ですが、今日は裏(北側)から境内に侵入しました。荒巻神明町から他人の家の庭先のような細い石階段を登って、仙山線の遮断機のない踏み切りを渡って侵入します、とは言ってもどこからが侵入になるのかはあまりはっきりしません。
しかし、なぜかゾクゾクワクワクします、入ってはいけないところから入るって子供の頃の悪戯のトキメキ感がありますね。
もう一つ、千利休の言葉とされていますが「人の行く 裏に道あり 花の山」の期待感も無視できませんでした。
さて、北山裏五山、ご門も本堂もありません、入ってすぐから、アリスの「いまはもう誰も」ではありませんが、傾きかけた、何年も人が訪れた気配のない墓石たちがボクを待っていました、でも、ステキな訪問者がいたのです、夕方の陽と木々の影です、なんか墓石たちが「待ってました!」って言っているように見えました。
ここは不思議なところですね、禅寺ですから大部分は当然のことながら仏教様式のお墓ですが、ある一角には神教のお墓もあれば、キリスト教のお墓も仲良く同居しているのです、世界の戦争の大部分が宗教対立から始まっていることを考えると、異様と言えば異様、平和と言えば平和な光景なのかも知れません。
帰りくらいは表門から出ようと輪王寺(北山五山ではありませんが)に回りました、お寺にはなぜかお猫さまが住み着いていらっしゃいます。ここにもボクの周りだけでも数匹いらっしゃいました、その中でもボス的風格のお猫さまが睨みながら近づいてきました、「ゴロニャオー、オミャー誰に断ってワイの写真を撮っているんだ!猫にだって肖像権があるって知らねえな」てな感じでボクの前から動きません、ボクは完全にこのボス猫に舐められてしまったようです。
モミジの落ち葉に囲まれながら帰路につきましたが、今後来る時は、新緑の下で「法名巡り」でもしようかななんて思ってしまいました、お猫さまに毒されたのかな。コウ