仙台鉄砲町「早坂陶器店」 | コウの「やじうま絵日記」

コウの「やじうま絵日記」

日々の野次馬根性を写真で綴る。

「失われる街並みに抗して」


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はじめから早坂陶器店を撮りに行った訳ではなかったのですが、お店はここしかなかったので「鉄砲町はどの辺りでしょうか?」と尋ねたところからこの「街撮り」は始まりました。


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「ここだよ、何にもなくなっちまったよ、土地区画整理って知ってるかい?住民には何もいい事なんかないよ、減歩された上に税金まで高くなるんだから、俺は居られるうちはいるよ」とひとくさり愚痴を頂いてから、「ところでさ、『春との旅』って映画知ってるかい、俺の店の前で撮影したんだよ」と言って嬉しそうに撮影風景のパネルや河北新報に載った映画とお店の囲み記事などを次々に奥から持ってきてお話をされるのでした。この方はこのお店の店主の早坂忠元さんです、貴重なお話ありがとうございました。


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確かにお店の前で仲代達矢さんと孫役の徳永えりチャンが言い合うシーンがパネルになっていました、なかなか絵になる店の面構えでした。


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もっと話していたい気持ちと、ここだけで終わってしまっては困るという気持ちが半々のまま、お別れのご挨拶に「二十人町っていうのもあったよね」と聞くと「もう、まったくネエヨ、そこの太い道路っとこにあったんだよ」と苦々しく吐き捨てたのが印象に残りました、ホントに跡形なく消え失せていました。


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お店の外に出て街の痕跡を探しましたが、「二十人町」という看板を一枚見つけられただけでした。


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参考までに「早坂陶器店」について、1869年創業、140年余り続いている瀬戸物屋の老舗で、瀬戸物の他にも火鉢、湯たんぽ、ほうろくなどもまだ現役で置いてありました。


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しかし、NHK「ぶらたもり」住宅編でタモリが「日本は自分たちの文化をいとも簡単に捨ててしまう民族だね、明治維新で西洋文化を、戦後は西洋の生活様式に置き換えてしまった」と言ってましたがホントですね、簡単に良し悪しを言えることではありませんが、文化としての街並みが失われることには、寂しさを感じざるを得ませんでした。コウ