またまた韓国ドラマのお話です。これは先週まで視聴していた物語で非常に面白かったので紹介します。
ペーパーハウスはもともとスペイン発祥で、韓国でリメイクされた、巷でも今とても人気のシリーズになっています。
ペーパーハウスのあらすじですが、時は2025年、統一後の朝鮮半島という設定。
主人公は北朝鮮に住んでいたが、ソウルに出てくるもなかなかうまくいかず、くすぶっていたところに教授と呼ばれる男に出会い、造幣局に押し入り統一通貨を盗み出すという話。
教授と呼ばれる男が相棒ら8人の犯罪者たちを集め、タイトルの「ペーパー・ハウス」を意味する造幣局を狙って、
「大衆のヒーローになるため、誰のものでもない金を一滴の血も流さずに」
「40兆ウォンを盗み出そう」とする完全犯罪を目指すストーリーです。
教授がモットーとして掲げる、「打倒政府&警察」の信念のもとに警察を出し抜いていく8人の強盗団のスリルは痛快で見ていて飽きさせません。
ですが、そんな8人の強盗団達に、67人もの人質や警察との間で不測の事態が発生して・・・
8人の強盗団もなかなかのクセ者揃いで、計画に隙やほころびも見えるけれど、そんな危機を我々視聴者の予想の上を行く展開で切り抜けていくのは圧巻です。
劇中での派手なアクションシーンや恋愛要素など、様々な人間模様が絡んでストーリーが進んでいきます。
果たして8人の強盗団たちは、無事に1滴の血も流さずに40兆ウォン持ってペーパーハウスである造幣局から脱出できるのでしょうか。
一度ペーパーハウスを見始めたら止まらなくなってしまう、中毒性のあるあらすじのストーリーになっています。
その話の展開で、注目点は教授と名乗る主犯格と、それとは知らずに教授(パク・ソノ氏)と恋愛しつつ仕事中には教授と頭脳戦を繰り広げる危機交渉チーム長のソン・ウジンさんの駆け引きに引き込まれる。
また南北朝鮮半島を巡る北と南の民族の駆け引きあり、そして自分だけが生き残ろうとする卑怯な男=造幣局長官チョ・ヨンミン氏の演技も見ものです。
そしてそれぞれの登場人物は、暗い過去を持っており、それが物語に彩を添えているんです。
スピード感溢れる怒涛のストーリー展開にも関わらず構成やキャラクターが分かりやすいところ、
登場人物の恋愛によって完全犯罪が予想外の展開になっていくところにあります。
単なる完全犯罪を目指す強盗団と、それを阻止する警察との攻防だけではなく、よくある犯罪ドラマとは一線を画し、ペーパーハウスの面白いところは、次々とストーリーが展開していって目が離せなくなるところです。
各登場人物の恋愛感情や駆け引きによって事態が思わぬ方向へ転びそうになるという、人間臭さがいい味を出しています。
8人いる強盗団や造幣局のメンバーたちの登場人物に、自然と感情移入してしまって、どちらが悪で正義なのか分からなくなっていく。
ペーパーハウスは数あるNetflixの中で神ドラマと言われていて、見どころ満載で、次を観ないと眠れなくなるストーリー展開です。
最後は果たして無事に造幣局を抜け出すことができるのか・・・見てのお楽しみとなります。
原作は視聴していないので機会があれば原作の方も見てみたいと思います。