今節の対戦相手であるカマタマーレ讃岐は現在、7勝10分け10敗の勝ち点31ポイントで15位のチームとなる。
山雅は過去に13回対戦して8勝5分けと負け知らずで、分が良い相手となるのだが・・・
ここでの取りこぼしは有ってはならない状況であるが、決して侮ってはならない相手だ。
それは直近の5試合では全て勝利を飾っており、5連勝を達成しているのです。
特に上位に位置するFC大阪、ツエーゲン金沢に対して、何れも3対1での勝利を収めている。
基本フォーメーションは3バックの[3-4-2-1]あるいは[4-4-2]を採用。
それでも直近の試合は何れも3バック1トップの布陣を採用しています。
特徴的なのはゴールを奪っている選手が11人におよび、それも絶対的なFW選手が存在するわけでもありません。
得点上位に位置する選手は何れも真ん中を担っている、前川大河選手(#13)、江口直生選手(#7)そして川西翔太選手(#10)がそれぞれ3得点、4得点を奪っています。
川西選手はもともとFWの選手で、時にFWの中央を担っていました。
また前川選手は前節の金沢戦ではトップ下を務めて1得点1アシストを決めていました。
前節の金沢戦をダイジェストで視聴してみたが、試合は金沢がボールを支配する時間は長く、讃岐が守りからカウンターを狙う展開となった。
前節トップを務めていた選手は、この夏にJ2秋田から期限付きで移籍した丹羽詩温選手(#30)でした。
最初の決定機は讃岐。33分、左サイドを担う吉田源太郎選手(#11)がうまく抜け出してクロスを送ると、丹羽選手が合わせたのであるが、GK上田選手の好セーブによって阻まれた。
これで流れをつかんだ讃岐は43分、中盤でボールを奪ったところから攻め込み、右サイドを駆け上がった丹羽選手が深い位置からクロスを供給。
真ん中に構えていた若手の吉田陣平選手(#14)が落として、最後は前川大河選手が決めて先制する。
後半開始早々、讃岐がカウンターを仕掛けると、吉田源太郎選手がハーフラインから抜け出したところを相手熊谷選手に倒される。
このプレーで熊谷選手にはレッドカードが提示され、これで獲得したFKを江口直生選手がきっちり決めてリードを広げる。
さらに64分にはカウンターから吉田陣平選手が味方とのワンツー攻撃で抜け出してそのまま右足を振り抜いて3点目をゲット。
この試合を観る限り、カウンター攻撃には威力があって、
特に二人の吉田選手は走力も得点力にも優れており、要注意選手と映った。
讃岐は相手に攻め込まれてもしぶとく守って、
逆に相手陣地にできた広大なスペースを使った攻撃は、
以前の山雅を見ているようで、迫力がありました。
(つづく)
カマタマーレは5連勝と波に乗る相手だけに、
相手の術中に嵌ることなく、
最後まで足を止めずに走り切ってくださいな。