人生とは常に後悔の連続です。
「あの時こうしておけば・・・」とか「ほかにもっとできたんではないか・・・」とか考えますよね。
何かを選択した後、それが正しかったか、他の選択肢を選ぶべきだったか、思い悩むことがあります。
まして結果が悪いと、もし別の選択をしていたら、この結果にはならなかったと後悔します。
なぜ他の方法を選ばなかったのか、もっと慎重に考えて結論を出すべきだったのではないかと、自分を責めて、悩みはますます深まります。
今回の奈良クラブとの試合でも、前後半通じて試合早々に喫してしまった失点。
もっと最初から厳しく行って相手のパスワークを遮断していたら最初の失点は防げたはず・・・
また前半の35分には相手GKへのバックパスを菊井選手が追い掛けGKのミスを見逃さずにボールを奪うと、PA内の安藤選手にパス。
フリーの状態で放ったシュートは無情にも枠外となってしまった。
フリーの絶好機に、もっと冷静になっていれば容易く得点を決められていたのに、観ている我々にとってもため息で終えた場面。
また、後半の失点の場面でも山本龍平選手や山口一真選手が、もっと厳しくプレスに行っていれば、相手はクロスを供給できなかった。
そしてクロスボールにファーサイドに位置していた岡田選手に決められてしまった・・・
そこには野々村選手と馬渡選手が居たが対応が後手となってしまった。
2失点してから攻勢を仕掛ける山雅であったが、15分には菊井選手のスルーパスに反応した滝選手が抜け出し、GKと1対1の場面を迎えるも、放ったシュートはGK正面だった。
このように、相手はチャンスを逃さずキッチリと得点を決めた。一方の山雅はチャンスに得点を決めることができなかった。
後悔とは、結果が出てしまったことに対して、もし違う方法を取っていれば別の結果になったのに、と思い悩むことです。
この悩みは、結果が分かった時点から過去を見るので、それがベストだと思っていたにもかかわらず、後悔することになります。
サッカーの試合では、攻守が激しく入れ替わり、一瞬のうちに対応しなければならないので、深く熟考している時間はないんです。
一瞬の判断で体を動かさなければならないので、そこは考えるというよりも条件反射的に体が動いてしまうもの。
その一瞬の動作を行うためには、常日頃の練習のなかで試合の実践を想定したトレーニングが必要となるんです。
反省とは、過去を省みることですから、今後に役立つ経験として活かすことができます。
同じ失敗をしないように、何故その失敗が発生したのか、その原因を追究し、日ごろからの行動を変えなければなりません、
その結果として自ずと未来も変えることができる。
(山雅フォトギャラリーより)
常に成功している人なんていませんから、
失敗から立ち直る勇気と希望を持てば、
必ず新しい未来が見えてくると信じよう。