明日だと思っていたJ3リーグ山雅の試合だったんですが、中2日で本日行われるんですね。
今節の対戦相手は、現在2位を走っているFC大阪なので、昇格争いに向けて、ここは勝ち点3が必要です。
FC大阪ですが、今季の成績は3勝2分けとなって負けなしのチーム。
得点数10得点に対して失点はわずかに3点。シャットアウトした試合は3試合に及ぶ。
特にJ2から降格した金沢に対しては6得点を挙げていたが、ここ2試合は相手よりも多くシュートを放つものの得点を奪えていない。
基本のフォーメーションは4バックの2トップとなる[4-4-2]を採用している。
前節・北九州戦では、GKの永井建成選手、ベテランCBの秋山拓也選手(#23)と齊藤隆成選手(#3)が堅守を魅せて、相手の攻撃を防ぎ切り硬い守備を構築する。
その二人のCBは高さを生かしてセットプレーから前線に上がり二人で4得点を決めている。
この対戦でも試合を優位にすすめ、決定機を何度か演出するも、決め切れずに悔しいスコアレスドロー。
2試合連続で相手チームを上回るシュートを打ちながらも無得点となっています。
特に注意が必要なのは、エース番号を背負う右SHの久保吏久斗選手(#10)はスピードとテクニックもある選手。
また左SBを担う舘野俊祐選手(#6)は久保選手と共にロングスローを武器としているので、安易にタッチラインに逃げることは避けた方がよい。
また、FKやCKの場面では、ボランチの下澤悠太(#16)の精度の高いキックを持ち合わせており、
セットプレーの場面では量CBが前線まで上がり打点の高いヘッドで得点を決めているので、ここも注意が必要となる。
そしてトップの位置に入る島田拓海選手(#9)は昨年FC大阪で37試合に出場し、6得点を挙げている選手。
またツートップの一角を占める木匠貴大選手(#7)も昨年FC大阪で7得点を挙げている。
このようにFC大阪は多彩なセットプレーも武器とするチームとなるだけに、セットプレーでは相手のキーマンをマークして、得点を許してはならない。
山雅は前節の岩手戦では、加入後初ゴールとなった安藤翼選手が挙げた虎の子の1点を何とか死守して勝利を飾ったのであるが、この得点もセットプレーからの得点であった。
守り抜く形で勝利したものの、内容には物足りなさが残る。
ここ3試合は複数得点を挙げられていないのであり、試合終盤で交代選手が輝きを放ち得点チャンスを演出してくれるものと期待する。
ハードなFC大阪のディフェンス陣とのデュエルに勝利できるかどうかが勝負の分かれ目となるだろう。
お互いに中2日とタイトなスケジュールの中で行われる試合となる。
順位で上の相手となるだけに、ここは勝点3を掴み取ってホームに戻ってほしい。
最後まで走りぬき、熱いハートをもって戦いに挑んでくださいな。