今回の試合は山雅の試合であったにもかかわらず・・・
ホーム初戦でアグレッシブに攻め続けたのであるが、最後のゴールは遠かった。
そしてYS横浜には借りを返すことは出来なかった。
勝ち切れなかったポイントは何か?
試合のスタッツを見るとシュート数では山雅が20本に対してYS横浜は僅かに4本であったにもかかわらず、結果は1対1のドロー。
そのYS横浜は3日前のJリーグYBCルヴァンカップ水戸戦から先発を6人変更。
山雅は序盤から山本選手と安永選手のダブルボランチを軸にボールを動かし、左右のサイドから攻め込むも、DF5枚のブロックを築いたYS横浜のゴールは遠かった。
左右から入れる再三のクロスは精度が伴わず結果に繋がらない。
ところが後半早々相手はワンチャンスを生かして、得点を献上してしまった。
完全にYS横浜の術中に、はまってしまったと言ってもいいだろう。
毎回同じようなことを書かねばならないつらさ・・・
今季の山雅は主体的にボールを動かし、アグレッシブに攻める仕組みはできつつある。
しかし、幾らボールを繋ごうが、ボール保持率が高かろうが、得点を得ることができなければ、勝利することはできない。
その一言に尽きる・・・
サッカーの目的とは何か?
それは
『ゴールを奪うこと』
サッカーのすべてのプレーは、この目的のために行われる。
やはりゴールから逆算したプレーに繋げないとゴールは生まれない。
攻撃に転じても前線には浅川選手が孤立して2列目の選手との連携が生まれない。
更に引いた相手を攻略するには、遠目からでもシュートを打たなければ得点は生まれない。
攻め続けながら、前半の無得点が招いた結果、自分たちで難しい試合にしてしまった。
失点してからようやく目が覚めた選手たち。
それにしても、1点があまりにも遠かった・・・
何れにしても精神論だけでは勝てはしない
そしてサポーターの声援だけでも勝てはしない
正確にパスを繋ぎ、ピンポイントで合わせられるクロスの正確性
PA内で仕掛ける積極性と、目の前の相手を剥がせるテクニック
チームとしての連動性が必要となることは間違いない
勝てる試合を勝ち切れなかったもどかしさ・・・
それは選手自身が一番感じていることかもしれない・・・
サッカーでは勝てる試合を負けることだってある
負けている試合を拾うことだってある
ホーム初陣での勝利は、またしてもお預けとなってしまった。
試合の勝敗には、時には運も必要ではあるのですが・・・
運は自分達で引き寄せるもの・・
それぞれ負ける理由があるし、勝てる理由も存在するのです
何故勝ち切れなかったのか、どうすれば勝ち切れたのか
もう一度、熟考してもらいたい・・・