今季山雅の育成組織から育った選手で一人移籍先が決まらなかった選手。
田中想来選手の移籍先がシンガポールのゲイラン・インターナショナルFCに期限付き移籍することが遂に決まりました。
彼はU-18在籍中の2022年5月、2種登録選手としてトップチームに登録され、7/13 ヴァンラーレ八戸戦で先発出場し、トップチームデビューを果たした。
一昨年は7試合に出場したが、昨年は4試合の出場でプレーイングタイムは40分に留まった。
それでも22年の天皇杯長野県代表を掛けた決勝では見事な得点を魅せてくれた。
あの時の感動は今でも忘れていないよ・・・
彼の特徴は、相手DFの裏を狙う動き出しだったり、シュートフェイントで相手を交わして決定機を演出できる点にある。
彼は横山歩夢選手と似た特徴があり、歩夢選手の後釜として期待していただけにもっと彼の活躍を見たかったというのが本音です。
今の山雅のFW陣はワンタッチで得点を決めることができる選手たちは揃っているのですが、PA内に自分で持ち込んで相手を交わしてシュートまで打てる選手は限られている。
何れにしても海外で試合経験を積んで、FW選手として得点感覚を磨き、再び山雅のエースストライカーとして戻って来てくださいな。
田中想来選手は今回の移籍について次のように語っています。
「さまざまな国から選手が来ている中でも強く、そしてスピーディーな判断ができるようになることが、これからの成長に一番繋がると思っています。
FWとしての能力はもっともっと磨かなければいけないと思います。
シンガポールに行ってゴール前で足を振って得点能力も高めて、より怖いFWになれるように頑張っていきたいと思っています。
僕はゴールへ向かう動き出しが一番の特徴だと思っていて、それは誰にも負けちゃいけない部分だと思います。
そこを出しながらさらに磨いて、たくさん点を取って帰ってきたいです。
得点王を目指していきます。
他にも狭いスペースでボールを受けたりするのはまだまだ足りない面だと思うので、
ビルドアップに関わったりゴール前で受けてシュートを打ったり、
細かいスペースで何ができるかをもっと突き詰めてやっていきたいです。」
と力強く語ってくれました。
大きく成長して再び山雅に戻って、山雅のエースストライカーとして輝きを放って欲しいところです。
頑張れ、想来選手、君が戻ってくる日を心待ちにしているよ・・・