山雅の新体制発表会で下條スポーツダイレクターおよび監督である霜田監督が語ってくれた言葉の意味を探ってみます。
すべての面でクオリティを上げ、結果を出す
下條佳明スポーツダイレクター
昨シーズン当初、「攻撃的で主体性のあるサッカー」を掲げてチーム作りをしてきました。
一定の成果はあったものの、結果が伴わなかったことを重く受け止め、
今季はさらに質を高めるとともに結果も出さなければならないと考えています。
霜田監督2年目となり、目指す方向、サッカースタイルは大きく変わりません。
全てにおいてクオリティを上げていくためのポイントは2点に絞って、取り組みます。
新シーズンに向けたチーム作りで重視してきたのは、より競争力のある集団にすること、
そして、昨年は若い選手たちの出場機会が少なく、ストレスが溜まっていると感じました。
そこで若い選手たちの競技力を高め、成長できる環境を用意することです。
そして、すがすがしく、強くたくましいチームになっていかなければなりません。
すべての面においてクオリティーを高め、地域の皆さまの期待に応えられるよう、力を尽くしていきます。
それらの言葉の中でキーワードをもとに、その意味を紐解いてみました。
「攻撃的で主体性のあるサッカー」とは何か?
霜田監督は「攻撃的なサッカーをすることが目的ではなく、勝つことが目的」と前置きした上で、「自分たちがボールを持たないと攻撃の選択肢が増えない。
腰の引けた重心の低いサッカーはしたくない」と、攻守で主導権を握るチームづくりをテーマに掲げた。
<監督として目指すスタイルは>
「得失点差をプラス20~30にできるように点が取れるか。それが鍵。
しっかりと味方に通るパスをつなぎたい。
自分たちがボールを持たないと(攻撃の)選択肢が増えない。
ボールを持つ時間は長くしたい。守備では相手の攻撃を前線から食い止めたい。
腰の引けた重心の低いサッカーはしたくない」
<選手に何を求めるのか>
「何のためにサッカーをしているか自問自答してほしい。
応援に応える責任、自覚、覚悟が必要となる。
成長することもそうだが、勝利にどれだけ貢献できるか、
ストロング(強み)は何か。それを求めていきたい」
(つづく)
下條テクニカルダイレクターと霜田監督のもと、
昨年達成できなかった昇格という目標を目指して、
山雅の目指すべきサッカーを築いてください。
それは最後まで勝負に拘り、
観ていてワクワク感が止まらないようなサッカーですよね・・・