<山雅の戦術的課題を洗い出す・・・>(その5) | yamagafreakのブログ

yamagafreakのブログ

高校サッカーから日本代表までのサッカー観戦記録を綴ります。
特に松本山雅を応援しています。

今季の山雅は第6節まで無敗(3勝3分け)で、2勝目を挙げた第3節には首位に立った。

 

例年エンジンの掛かりが悪いイメージを払拭し、今季の滑り出しは好調にみえ、これで昇格争いも優位に立てると勘違いした。

 

それが、第7節以降は1勝3敗と大きく負け越している状態であり、試合内容も褒められたものではない。

 

それは対戦相手から戦い方が研究されて対策を取られ、結果として先制されると後手に回る展開が増えた。

 

更に攻撃に転じてもパスミスなどでシュートまで持ち込む回数が激減している。

 

3戦目のYS横浜戦では1試合で20本ものシュートを放ち、奪った得点は3得点を記録。

 

潮目が変わったのは第6節の北九州戦では守備が機能せず、今季初めてシュート数で相手に上回られた。

 

さらに第9節のFC大阪戦では12本のシュートを放ったもののシュート数では相手に上回られた。

 

そして前節のAC長野戦ではシュート数7本どまりで、相手の半数という数値となっている。

 

シュート数が示す通り、試合内容も相手に圧倒される内容となっており、ここにきて改善すべき課題が散見してきた。

 

今季就任した霜田監督は、守億戦術がペースだった昨季までのスタイルを転換。

 

ボールを保持して主体的に攻撃を組み立て、ゴールを守るのではなくボールを奪いにいく攻撃的な守備を標榜し、それをチームに浸透させようとしている。

 

しかしその戦い方も相手チームに研究されて対策を取られるようになって来た。

 

ハイプレスはショートパスからロングボールを蹴られることで中盤での競り合いがなくなり、無力化している。、

 

更にボールサイドに人数をかける分、そこで奪えなかったり、パスミスによりボールを失ったりするとサイドチェンジやカウンターで空いたスペースを使われてシュートまで持ち込まれる形が増えた。

 

第6節までは無失点だったセットプレーもゾーン守備の弱点を突かれ始めている。

 

よく『門』と言う言葉がサッカーでは使われます。

今は、『ギャップ』と言う方がオシャレなのかも知れませんね。

どちらも、人と人との間を指すのに使われます。

この間は、お互いに責任と言う意味で、どちらが守備に行くのかが曖昧となり、

 

そこに飛び込まれると相手をフリーにしてしまうことが多々あるのです。

守備をする上で、この門とかギャップと呼ばれるスペースを小さくする事は、非常に大切な事だと言えます。

この門と言うスペースが広いと、『裏を取られる』事が非常に多くなって来ると言えます。

守備陣としては、この裏を取られる事だけは、最も避けたい事なのです。

それは、自陣のゴールに向かっての『戻りながらの守備』を余儀なくされると言う事でもあります。

(つづく)

先日小坂田公園のサンコーグリーンフィールドまで出向いて

 

FCマルヤス岡崎とのトレーニングマッチを観戦しました。

 

元気そうな各選手の姿が見られて安心しましたが・・・

 

本番は今週末に行われる鹿児島との対戦ですよ。

にほんブログ村 サッカーブログ 松本山雅FCへ にほんブログ村 サッカーブログへ