<攻撃における戦術的課題を洗い出す・・・>(その6) | yamagafreakのブログ

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高校サッカーから日本代表までのサッカー観戦記録を綴ります。
特に松本山雅を応援しています。

今季山雅は、霜田新監督となり、その目指すスタイルは「主導的にボールを握って攻め込む、攻撃的サッカーを目指す」と標榜している。

 

昨季は45.2%でリーグ最下位だったボール保持率は、今季リーグ7位の51.8%に上昇した。

 

ただし幾らボール保持率が高くともそれが勝利に結びつく保証は何もないのが現実である。

 

対戦相手による松本山雅対策を上回れていないことも、攻守の歯車がかみ合わない要因の一つ。

 

ボールを保持しても最終ラインやサイドの低い位置でのボール回しに終始。

 

その間に相手は既に帰陣し守備ブロックを築かれてしまい、

 

そのため、相手陣地に入って厚みのある攻撃を仕掛ける回数が減っている。

 

昨年は個の力で相手守備陣を翻弄できる、テクニックと瞬発力の備わった歩夢選手の存在により、

 

相手守備網を突破して得点を挙げることが出来ていたが、そのような選手は今季存在しない。

 

小松選手樹選手は点で合わせることは得意であるが、

 

前線でボールをキープし、ドリブルやフェイントを駆使して相手守備網を切り崩すことは得意ではない。

 

今季その役割を担っている選手は、村越凱光選手であり、彼の右からのカットインから左足を振り抜くシュートは威力があり魅力的だ。

 

そして先のトレーニングマッチでは国友選手が2得点を決めており、彼の突破力も魅力だ・・・

 

また今季新加入のブラジル人FWのルーカス選手は未だベンチ入りもできていないが、

 

先日のトレーニングマッチではドリブルで違いを演出していたのであり、

 

彼をいつまで秘密兵器として隠しているのか甚だ疑問である。

 

ただ、霜田監督は幾度となく「保持ではなく前進するのみ」

 

「個の力ではなく仕組みでゴールを奪う」という事を強調しているが、

 

現時点では練度も完成度もあがっていないのが現実です。

 

霜田監督の目指すサッカーを突き詰めるためには、選手個々が、その戦術を理解し

 

身体で覚え込ませるためには、

 

練習を積み上げながら

 

技術力を含めた質の向上も欠かせない。

 

サッカーの基本は、最後まで走り切ること

 

その上で「止めて、蹴る」と言う基本を突き詰めるしかない。

(山雅フォトギャラリーより)

大切なのは、何処に走るか、

 

何処に止めるか、

 

そして、何処に正確なパスを出せるかなんですけどね。

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