<いわきFC強さの秘密・・・>筋肉軍団に立ち向かえるのか・・・(その1) | yamagafreakのブログ

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高校サッカーから日本代表までのサッカー観戦記録を綴ります。
特に松本山雅を応援しています。

今節対戦する「いわきFC」ですが設立は東北大震災の翌年となる2012年の若いチームです。

 

福島県社会人サッカーリーグに参入して2018年に東北リーグに加入してからの快進撃が始まった。

 

2019年東北一部リーグにて優勝して2020年からJFLに入会して僅か2年目にしてJFLで優勝を飾り今季J3に昇格したチームがいきなり首位に躍り出た。(現在は鹿児島に次いで2位)

 

2021年11月の第33節で鈴鹿ポイントゲッターズ戦の勝利で、1試合を残して初優勝を決め、2022年からのJリーグ入会が承認された。

なお、JFLの優勝とJ3昇格を同時に達成した初のチームとなる

 

そこでこの「いわきFC」の強さの秘密を紐解いてみた。

 

いわきFCの代表取締役である大倉智氏が『FOOT×BRAIN』に登場しそのチームスタイルおよびチームポリシーに関して語っていました。

 

大倉氏であるが1994年に柏レイソルとしてJリーグ昇格に伴いプロ選手に転向。レイソルではカレッカ選手と相性がよくエースストライカーとして活躍。

 

その後ジュビロ、仙台と渡ったのであるが2年で現役を引退し、指導者と言うよりもスポーツ経営者の道を選んだ。

 

そしてスポーツマーケティングに興味があり、当時スペインのバルセロナにヨハンクライフ氏が作ったその名がつく大学の門をたたき、そこの1期生としてスポーツ経営学を学んだ。

 

「前に前にとゴールを目指すのがスタンダードになっている」世界のサッカーと「降格しないように戦っているようにも見える」Jリーグとのギャップを感じるようになった。

 

そんなときに、いわきFCの親会社である株式会社ドーム社長の安田秀一氏の掲げる「スポーツを通じて社会を豊かにする」と言う理念に意気投合した。

 

大切なテーマは『日本のフィジカルスタンダードを変える』というものであった。

 

一般的なサッカーチームのトレーニングは技術や戦術的な練習が多いが、筋トレは自主練で実施されることが多い。

 

ところが、いわきFCの場合は1日3時間、週4日をチーム全体で筋肉トレーニングを実施する。

徹底的に体をいじめるトレーニングを実施して、そうして手に入れた体がラガーマンのような鋼(はがね)の肉体である。

 

スピードとフィジカル両方を鍛えることにより、球際では負けない体感の強さ、そして空中戦での競り合いでも負けない強さが身についた。

 

体感が強くなることで、ボール奪取を争うときなどの強さで勝るようになり、更にボールキープで余裕が生まれるようになった。

 

「90分間止まらない、倒れない・・・自分たちがやり続ける世界観をつくるには、そのフットボールが面白いという前提でフィジカルをしっかりと鍛える必要がある」ときっぱり語っています。

 

その筋トレも、どのような負荷を掛けて、どのように実施するのか、全て科学データに基づき実施されているようです。

 

『フィジカル革命×最新テクノロジー』

 

選手一人一人の遺伝子を調査して3種類に分類し、それぞれに応じたトレーニングを行うというもの。

 

RR:瞬発タイプ=重い負荷×少ない回数

RX:中間タイプ

XX:持久力タイプ=軽い負荷×多い回数

 

このように個人の特性に応じて効率の良い筋トレを行っているという。

 

同時にメディカルケアに関しても体力測定をしながら疲労度や体力をチェックしている。

更に血液検査で栄養バランスを確認しながら専用の栄養士から直接指導してもらうようです。

 

何故ここまでフィジカルにこだわるのか?

 

それは「選手自身が同じ人間ではだめだという事に他なりません。

 

プロサッカー選手として試合をお客様に観てもらい、

 

局面局面で勝つサッカーを志向するためには、

 

激しさや強さで勝負しなければならない。

 

そのようなメッセージを提供することが使命と感じている」

と大倉氏は語っています。(つづく)

このような”筋肉軍団”に立ち向かう山雅であるが、

このいわきFCとの試合は、

今後の昇格を掛けた大一番であることに間違いない。

山雅としてどの様な戦い方を目指すのか?

そして勝利のためにはサポーターの後押しが必要となる。

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