1988年4月2日ーわたぬきー
世の中には、いろいろ、変わった名前があるものだ。
こんなのもある。
「四月一日」
何と読むと思う。
「わたぬき」!
むかしは、この日に、綿入れの着物から、
綿のない、袷(あわせ)に衣替えを行われた
からだそうだ。
けれども、必ずしも、その通りにはいかなかった。
旧暦の「四月一日」は同じ季節のころには来ない。
たとえば、昨年の「わたぬき」は太陽暦は4月28日。
ことしは、なんと5月16日にあたる。
むかしなら、暑いのに5月16日ごろまで
綿入れを着てがまんしなければならなかった。
逆に旧暦では昨日は2月15日。
寒いはず。
1988年4月1日ー気象庁へエイプリル・フールの贈り物ー
昭和53年3月31日の深夜、 東京・大手町の
気象庁の表玄関で異様なものがみつかった。
巨大なゲタだった。
縦1㍍、横50㌢のダンボール製。
翌日は、ちょうど4月1日のエイプリル・フール。
ゲタには、こう書かれていた。
「謹呈 気象庁殿 四月一日」
「謹呈」は、つつしんで差し上げるという意味だ。
どういうことかわかるかな。
むかしよく、あすのお天気をあてるとき、
はいているゲタを投げて、うらなった。
落ちた時、表が出れば「晴」、裏がでれば「雨」。
気象庁の天気予報が、余りにも、あたらないので、
「いっそ、このゲタを使ってあてたら」
という皮肉だ。
なかなかしゃれているね。
1988年3月30日ーマフィアー
「マフィア」という言葉を知っているかい。
確か、テレビで映画ゴッドファーザー を見たはずだね。
あれは、アメリカ暴力団、つまり、やくざの話だった。
そのなかに、イタリアのシシリーに帰る ところがあっただろう。
そう。アメリカの暴力団は、むかし、ほとんどが、
アメリカのシシリー島出身者だった。
彼らを「マフィア」という。
13世紀ごろ、シシリー島はフランス人が支配していた。
それに反対して、1282年に島民が立ち上がった。
「フランス人に死、これがイタリアの叫び」
このスローガンの頭文字をとると
「マフィア」となるのだそうだ。
やがて、これが島民を守る秘密結社の名前
になり、ついに暴力団の代名詞になる。
決起した日が3月30日。
1988年3月29日ー遷都ー
「遷都」(せんと)
少し難しすぎるかな。
都(首都)を、ほかの所に移すことをいう。
江戸城は、1457年に大田道灌(どうかん)が、
初めてつくったことは知っているね。
その後、徳川家の居城となって、慶応までつづく。
そして、明治元年秋、明治天皇が、京都の
御所から江戸城に移り、名前は東京城に、首都も
東京に変わる。
「遷都」だ。
天皇は、いったん京都に帰り、明治2年3月28日、
再び東京城へ。
さらに城の名は宮城、ついで昭和23年に皇居となった。
いま、東京に、余りいろんなものが集まり過ぎると
いうので、また「遷都」すべきだという声が高まっている。
ただし、皇居は、そのまま。
政府だけが、どこかに移るのだ。
○○○ちゃんは賛成かな。
仙台がいいという意見も強いよ。
1988年3月28日ー雨の降り方ー
3月も、後半になって、ぐずついた天気が
つづいている。
「降るとも見えじ春の雨」
むかしの文部省唱歌「四季の雨」の一節だ。
しかし、最近のは、そんな、物静かな雨ではない。
雨の降り方には「一様性」と「しゅう雨性」の2つに
大別(大きくわける)されるのだそうだ。
「しゅう雨性」は急に降り始めて急におわり、
長く降る時も、何回か変化する。
「一様性」は、しとしと型の春雨型だ。
だが、ことしは、どうも「しゅう雨性」のような気がする。
こういうとき、雷が多い。
ひょっとすると、春雷がそろそろ、鳴るころだ。
統計でも、春雷は、毎年1,2回ある。
本当の春の合図だ。
1988年3月26日ー電気記念日ー
きのう、25日は「電気記念日」。
どうしてだろう。
110年前の明治11年のきょう、虎ノ門にあった
工部大学校(いまの東大工学部)の講堂で
日本で初めての電灯がともったからだ。
ただし、アーク灯。
この日、電信中央局ができた祝宴が開かれて、
夕方、アーク灯に火がついた。
「宴会席上は、にわかに白昼の観を呈し、
客たち拍手して大いに歓迎した」
(そのころの記録)
ところが、それも束の間。
やがて、シューという音とともに、アーク線は切れて、
宴会は、たちまち暗黒になった。
エルトンというイギリス人が指導したのだそうだ。
エジソンの、本物の電灯は昨年の1879年に発明された。
日本の電灯使用は、かなり早かったんだ。
2011年3月26日
スイッチひとつで部屋が明るくなり
暑ければクーラー、寒ければ暖房。
蛇口をひねれば、水が出て、
トイレも流れるのが当たり前。
電子レンジで時短料理、
少し時間があけば、
テレビやインターネットを楽しむ。
電気があるのは当たり前の時代。
こんなこと、ありがたいと感じたこともなかった。
今回の地震で実施された計画停電や節電。
いかに、電力に頼りっきりだったかということを
思い知らされた。
1988年3月25日ー卒業式ー
卒業式だね。
おめでとう。
小学校は、○○○ちゃんが一生のうちに通う学校
の中で、もっとも期間が長い。
中学3年、高校3年、大学4年(ただし医学部は6年)
なのに小学校は6年間。
それだけに、思い出は多い。
お父様もそうだ。
入学式、運動会、授業参観、校舎の建て直し、
水泳教室、実験教室、四谷、旅・・・
楽しかったことはもちろん、多分、それ以上に
辛いこと、悲しいことがあっただろう。
でも、嬉しいのは、○○○ちゃんが様々な試練
を乗り越え、たくましく、気丈に育ってくれたことだ。
それに、お父様にも、いろいろと気をつかってくれて、
とてもやさしい。
感謝している。
おこづかいは、たくさんあげられないかもしれない。
しかし、人一倍、愛してるよ。
2011年3月25日
こうやって、父は私を無条件に
愛してくれていたのだと思うと、
これから先、どんなにつらいことがあっても、
がんばっていけると思う。
一生分の愛を、すでに私はもらっているのだから。
それだけで、これから先、
1988年3月24日ーボクシングー
この前の東京ドームで行われたボクシングの試合は、
すごかったね。
わずか、2ラウンド、2分54秒で、タイソンは、タッブスを
KO、つまり、ノックアウトしてしまった。
KOは、Knock Outの略。
いくら、短くしても、KOは、10秒以下ということはない。
KOは、倒れた相手が、10秒以内で、起き上がれない時に
成立する。
これは、レフリーが、ワン・ツー・スリーと数えて決める。
だから、もし、2分51秒で倒れたら、そのラウンドの
残り時間(1ラウンドは3分間)は9秒なので、KOにはならない。
これまでの最短試合は10秒5。
試合が始まって、0.5秒で相手のところまで行き、
KOしてしまったんだ。
1946年にアメリカであった本当の話。
1988年3月22日ー人間ドックー
お父様は、きょうから「人間ドック」に入ってくる。
ドックとは、船をつくったり、長い航海から帰ってきた船の
痛んだところを調べ、修理するところだ。
「人間ドック」は、人間を船にみたてて、
体のどこが悪いか、病院に入って調べることをいう。
便、尿、血圧、心電図(心臓の動きを調べるもの)、
レントゲンとありとあらゆる検査をする。
朝は、食事も水もとらないで、病院に行かなければならない。
食べたものが検査に出て、診断のじゃまになるからだ。
病院は後楽園遊園地の近く。
新しくできた「東京ドーム」もついでに、見てこようかな。
23日の午後には帰ってくる。
では、それまで待っていてね。
多分、みやげはない。
1988年3月21日ー3月23日は世界気象DAYー
東京47662、ソウル47108、ピョンヤン(北朝鮮の首都)47058-
これは、各地の、いわば、気象用の“郵便番号”だ。
最初の47は朝鮮半島と日本列島の地区番号、
後の3ケタが都市番号。
ニューヨ ーク72503、モスク727612、シドニー94767
各国の気象台は、同じ時刻、同じ方法で観測した気象を、
この番号を使って知らせあっている。
3月23日は「世界気象デー」。
このように、気象を連絡しあうWMO(世界気象機関ー国連の機関の一つ)
条約が1950年にできたのを記念してつくられた。
事務局はスイスのジュネーブにある。
ことしの気象デーのテーマは「気象とメディア」。
メディア(通信方法)の発達で一般の人にも
天気予報がいつでもわかるようになった。
177番の電話もそうだね。
そんなことをPRする日だ。