あの人が好きになってくれた私って、
本当の私じゃないのよね。
それが一番問題だったんだ。
by 篠田節子 『女たちのジハード』
こんなふうに気づいて
言葉に出せるということ自体が
とても残酷なことのように思えます。
誰だって、
好きな人の前では自分をよく見せようと思ってしまう。
ぜんぜん興味のなかった相手の趣味に合わせてみたり、
ファッションだってメイクだって
彼のふとしたひと言で変えてみたり。
そうやって自分を彼に合わせて
少しずつチューニングしていくことが
恋の醍醐味だと思っていたのに。
気がつくとちょっぴり疲れている自分がいて
愕然としてしまう。
恋ってなんだろう。
あなたに会えて変わった自分は
間違いではないと、思っていたのに。
明日も一日Happyに過ごせますように