本にも書いたけれど、最初の結婚は、婚約破棄をして持ち金は、715円に!
1回目の起業では、大きく広げ過ぎて、会社は短い間で崩壊しました。
ITバブルに乗って売り上げもスタッフも増えた。
でも、いいときは長く続かず、すぐに業績は下り坂に。
そして誰もいなくなった・・・という残念な幕切れ。
例えるなら、まさに「ジェットコースター起業」
最後にみなさんに「あなたは経営者失格だ」と言われ、うちのめされ、自分でも経営の才能はないと悟りました。
今だから言えますが、最初に事業計画書を書いた時、売上7憶を目指してたんです。
7千万じゃありません。7憶です。
本気で「できる」と思ってました。
ええ、若さゆえの、そして素人ゆえの妄想です。
今だから言えるってやつですね。
売上、まあまあのところまではいったんですが、目標を達成する前に、いろんなものがなくなって、いったい何を目指していたんだろうとしばらく放心状態でしたね。
★1★
私は、「結婚して家にいること、高い家事能力を期待している男性の要望」は満たせない。
家庭的な女になれというのは無理である。
★2★
何十人もスタッフがいる会社を経営できるほど自分には経営能力もなければ、マネージメント力もない。
★3★
いつも拡大!拡大!とぎらぎらする毎日は、性に合わない。
お金も大事だが、自分らしさ、自分の時間も大事にしたい。
ということ。
当時は、全然「ゆる」くなんかなかった。
とことん泥臭く、毎日が戦いで、何日も会社に泊まり込み、頭の中は仕事200%。
年末年始も仕事をしていました。だから、次はもうちょっと自分らしくやろうと思ったのです。
失敗してはじめてわかることもある。
今は、心からそう思うのです。
あれから時が過ぎて、リーマンショックを乗り越え、生命の危機を乗り越え、その後にやってきたコロナショック。
今、また立ち止まって「自分の人生に真に必要なものは何か?」を問われている気がします。
考えているうちにふと浮かんだフレーズ。
それは、
「収入と魂の両方が満たされる生き方がしたい」ということ。
簡単ではないですが、そんな生き方を目指して、今、できることをやっていこうと思った日でした。