昨日は、N響 「夏」2024 大阪公演を聴きにシンフォニーホールに行ってきました。

この公演のことは先週まで知らなかったのですが、シンフォニーホールの公演カレンダーでたまたま見掛け、ぴあでチケットを検索するとS席は売り切れていましたがA席が残っていたので、購入しました。関西では聴く機会が少ないN響ですから、やっぱり行きたくなります。

今回の指揮は、グスターボ・ヒメノ。プログラムは前プロがソリストにベルリン・フィル・コンマスのノア・ベンディックス・バルグリーを迎えてのシベリウスのヴァイオリン協奏曲、メインプロがベートーヴェンの交響曲第6番「田園」でした。

*大阪公演のフライヤー画像がネットにないため、東京公演のものをお借りしました

 

出演 

指揮:グスターボ・ヒメノ
ヴァイオリン:ノア・ベンディックス・バルグリー

管弦楽:NHK交響楽団
コンサートマスター:郷古廉

 

プログラム 

前半
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47

 第1楽章 アレグロ・モデラート
 第2楽章 アダージォ・ディ・モルト

 第3楽章 アレグロ・マ・ノン・タント

後半
ベートーヴェン/交響曲 第6番 ヘ長調 作品68「田園」

 第1楽章 「田舎に着いたときに、人々の心に生まれる心地よく朗らかな気持ち」アレグロ・マ・ノン・トロッポ
 第2楽章 「小川のほとり」アンダンテ・モルト・モッソ
 第3楽章 「田舎の人々の楽しいつどい」アレグロ
 第4楽章 「雷と嵐」アレグロ
 第5楽章 「牧歌 嵐のあとの神への感謝に満ちた、寛大な気持ち」アレグレット

 

アンコール

ソリスト=J.S.バッハ作曲:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ長調 BWV 1005 ―「ラルゴ」

オーケストラ=伝ハイドン(ホフシュテッター)/セレナーデ(弦楽合奏版)

 

オケの編成は前後半とも12-10-8-6-5。

発売後、随分後から購入したので、自席は余り良席ではなく、3階下手側サイドバルコニーの最後列。

後ろにお客様がいないので、迷惑をかけることなく前かがみに身を乗り出して、なんとか指揮者とソリストが辛うじて見える状態でした。まぁ、それでも演奏はそれなりに聴こえたのは良かったですルンルン

 

前半のシベリウスのコンチェルトを聴くのは、22年3月、ピエタリ・インキネン指揮・兵庫芸文センター管PACの定期演奏会()での川久保賜紀さんの演奏以来。好きな曲なんですが、ちょっと久しぶりです。

指揮のグスターボ・ヒメノもソリストのノア・ベンディックス・バルグリーもN響とは初共演とのこと。

僕も初めて聴く方でした。

バルグリーの演奏は、第1楽章のカデンツァが綺麗で特に高音が美しく繊細な感じがした一方、第3楽章では力強さが全開!!

何度聴いてもシベリウスのコンチェルトはカッコ良くて気分が上がりますグッ

アンコールのラルゴも美しかったです。

 

後半は田園。

こちらも生で聴くのは、超久しぶりで19年9月の下野竜也さん指揮・京響の定期演奏会()以来。

第1楽章は副題の通り、心地よく朗らかな気持ちになりましたニコニコ

第2楽章では木管が奏でる鳥の鳴き声が美しいキラキラ

第3楽章も副題通りの楽しい集いの雰囲気チョキがするメロディで、アタッカで続く第4楽章の雷雷と嵐は激しく、牧歌的な第5楽章で寛大な気持ちになれましたグッ

オーボエの𠮷村さん、フルートの神田さん始め、木管のいい音色で田園のイメージが目に浮かぶような演奏拍手

 

アンコールは弦楽演奏によるセレナーデで〆。

前後半ともアンコール前にどこからのものなのかがわからないけど、ソリスト・指揮者・コンマスに花束贈呈があり、ヒメノさんは自分が貰ったものを更にオーボエの吉村さんにプレゼントされていましたウインク

 

開演16時、休憩20分を挟み、終演17時55分。

S席は完売のはずでしたが、2階後方とサイドバルコニーにかなり空きがあって客入りは約80%。

会場に到着した時に、背広姿の男性が数多くおられ、知り合いのお客様に挨拶されている光景が見受けられたので、招待用に確保されていた席が沢山あったのかもしれません。空席が多いのに、S席が完売となっていたことには、ちょっとモヤとしていますショボーン

 
 
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